パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ブーランジュリー K ヨコヤマ【南浦和】

南浦和のブーランジュリーKヨコヤマを取材しました。”Kヨコヤマ”はフレンチの料理人、大手ベーカリーの商品開発を経て一昨年、店をオープンしたシェフの名前。石窯で焼かれるさまざまなパンをご紹介します。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

郊外の人気店

明るい青が店のイメージカラー
最寄り駅からは少し離れた場所にあるものの、遠方から来るお客さんのために駐車場を完備し、店の前のちょっとしたカフェスペースで焼きたてのパンとコーヒーを楽しめるようなパン屋さんが話題になっています。

JR南浦和駅から徒歩約15分、平日で約350人、週末にはその2倍ものお客さんが訪れるという人気店、ブーランジュリーKヨコヤマを取材しました。

オーナーシェフの横山暁之介(きょうのすけ)さんはもともと、南フランス料理店のシェフでした。レストランも経営する大手リテイルベーカリーの商品開発を任され、国内外でベーカリー、レストランの指導にあたり、一昨年の1994年に独立開業、ブーランジュリーKヨコヤマをオープンしました。


中央の台にはヴィエノワズリやピッツァ、ハード系の食事パンなどが。壁に沿ってぐるりとパン棚が売場を囲み、窓から厨房の様子が見える。

石窯で焼かれるパン

売場から厨房に入ってすぐのところにどっしりとしたスペイン式回転石窯があります。
石窯で焼かれるパンの特徴は、遠赤外線効果で外がカリっと中がしっとりとすること。フランスでの技術研修でこの窯の魅力を知った横山さんは、店をオープンするときに特注したのです。溶岩でできた壁には蓄熱効果があって火通りがよいため、通常の6割という短時間でパンを焼くことができるのだそうです。

バゲットや食パン、ヴィエノワズリ系のパンはこの窯で焼かれています。そのとなりにある富士山の溶岩を使った窯では菓子パン類が焼かれています。

スペイン式回転石窯富士山の溶岩窯
フランス大西洋岸の塩の名産地ラ・ロシェルをイメージして作ったロシェルブレッド。トーストに向くあっさりした塩味の石窯食パン。

次のページでは ブーランジュリー K ヨコヤマ のパンをいろいろご紹介します。
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