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『キング・コング』来日会見+プレミア舞台挨拶(2ページ目)

12/17[土]~公開の『キング・コング』のPRで監督とキャストのご一行が来日。プレミアの舞台挨拶、記者会見を行いました。監督は子供の頃、母親の○○でコングを作った!?とか【来日写真掲載】

執筆者:南 樹里

『キング・コング』を観ました

究極のアドベンチャー巨編『キング・コング』の襲撃に、世界はひれ伏す!

『キング・コング』(2005)[KING KCONG]

『キング・コング』(2005)[KING KCONG]怪獣映画の古典『キング・コング』に、ピーター・ジャクソン監督が挑む。作品鑑賞の前に気になるのが激ヤセされた監督の姿。ジャック・ブラックとウリ双子(瓜二つ)的な外見はどこへ??

<<1933年、至上最大の冒険映画を撮るために野心を燃やす映画監督のカール・デナムは、脚本家のジャック・ドリスコルや女優のアン・ダロウらを引きつれ最も危険な航海に出る決意をしたが、彼らのたどり着いた場所は髑髏島[スカルアイランド]だった。>>

アドベンチャーとアクションとロマンスがたっぷりつまった3時間。冒険開拓時代の終わり―世界には未開の地がわずかだが残されていた。そしてエンパイアステートビル上でのキング・コングと複葉機のバトルがやりたかったことから時代設定を1933年にしたというのが監督の言葉だ。何故、今キング・コング?の問いに、「答えはラストの9分間につまっている」とだけコメントしている。それに「これは<愛>の物語。あえてラブ・ストーリーとは言わないけどね」という部分も。はたしてどのような世界が待っているのやら?

『キング・コング』のマスコミ披露試写より約1ヶ月前の11月11日、特別フッテージ試写なるものが行われた。2004年9月実撮影スタート。ミニチュア版は、これよりも100日ほど前から撮影していた。過酷な撮影日程に監督がダウンし、友人である『X-メン』のブライアン・シンガー監督と『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン監督が日替わりで手助けしたともいう。でもって、ピーター・ジャクソン監督は多忙にもかかわらず、この続編『Son of Kong[原題]』の企画も進めている。こだわりの人だ。どうやら前後編になるようなので結局『ロード・オブ・ザ・リング』同様に3部作?!になるのか。

元祖、絶叫クイーンといえば『キング・コング』(1933年)のフェイ・レイ。それにせまるのが、『マルホランド・ドライブ』『ザ・リング』『21グラム』のナオミ・ワッツ。フェイ・レイにも会い、激励を受けて女優のアン・ダロウを演じる。そのアンに好意を寄せる映画脚本家ジャック・ドリスコル役に『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロデイ―脚本家でもめちゃくちゃタフです、すべては愛する女性のために。そして強欲なカリスマ映画監督カール・デナム役に『シャーク・テイル』、『スクール・オブ・ロック』でもPR来日し、はじけた姿を見せてくれたジャック・ブラック。キング・コング役は『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラム役としてモーション・キャプチャーに慣れているアンディ・サーキス。撮影の際は、手のひらにバービー人形(これがナオミ・ワッツ)を乗せて撮影していた、という微笑ましい撮影秘話がある。それにコック役(ちょっぴりポパイを思わせる)でようやく素顔の出演。船長役には、『戦場のピアニスト』『ヒトラー ~最期の12日間~』『バイオハザード II アポカリプス』のトーマス・クレッチマン。そうそう『リトル・ダンサー』『ディア・ウェンデイ』のジェイミー・ベルが素顔に近い感じで出演。

髑髏島[スカルアイランド]到着までに1時間、その後は、驚きの世界―生き物が次々に現れます。ともかく髑髏島には動植物がわんさか、登場します。これだけれも相当大変だったと思います。あと半年ぐらいあったら、もっと…と思うとちょっと残念。とにもかくにもキング・コングがリアル(このキング・コングを見るだけでも価値あり!?)。コングの質感を堪能して、今年一番のイイ男はキング・コングかも。なんたって、手がセクシーで『私もポイってしてぇ』と…ちょっと、ほんのちょっと思いました(照れ)。 表情が豊かだし、実在するんじゃないか?!、と思えてしまうほど。 コングにとって原住民からのいけにえは、おもちゃ(バービーのようなお人形)に過ぎないらしい。でもアンに対しては、違う。それはアンのキャラによるもの、二人の心の交流―特に氷上のコングとアンのシーンが大好きになりました。もちろんラストでホロリとしましたよ。きっと「コングにホレた!」っていう女性が続出するはず、頼もしい~。[2005/12/12]

『キング・コング』(2005)[KING KCONG]
『PETER JACSON'S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー』発売予定

『キング・コング』
[KING KCONG]
2005年12月17日[土]~日劇1&3ほか全国超拡大ロードショー
原作:エドガー・ウォレス  監督、脚本、製作:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリップ・ボウエン
出演:ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック
アンディ・サーキス、トーマス・クレッチマン、ジェイミー・ベル ほか
2005年/アメリカ/3時間8分/UIP映画配給 日本語字幕:戸田奈津子
公式サイト:http://www.kk-movie.jp

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※(c)2005 Universal Studios
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