レコーディング・制作ノウハウ

更新日:2008年03月18日

PCMレコーダーの本命、EDIROL R-09HR登場

Rolandが先日、記者発表を行い、人気のリニアPCMレコーダー、R-09の後継となるR-09HRを発表しました。24bit/96kHzに対応するとともに、さまざまな機能が強化されたレコーダーに進化しています。

アコースティック楽器の収録、バンド練習用にも最適


EDIROL R-09HR
R-09HRには波形編集ソフトのCakewalk Audio Creator LEがバンドルされる
では、このR-09HR、どんな利用法があるのでしょうか?

野外で野鳥の声を録るとか、小川のせせらぎを録る、汽車が走る音を録るなど、いろいろな利用法がありますが、やはり本命は音楽を録ることでしょう。

たとえば、DTM用途でいえば、まずはアコースティック楽器の録音用です。DAWにオーディオインターフェイスをつけて、そこにマイクをつけてレコーディングというのもいいのですが、R-09HRならもっと手軽に、しかもかなりいい音で録音することが可能です。アコースティックギターやピアノ、またボーカルを録音するための機材としても最適です。

さらに、バンドをやっている人なら、スタジオでの録音用としても便利です。MDを使って録音している人も多いでしょうが、これならMDよりも遥かにいい音で録れるだけでなく、いったん音を自宅に持ち帰り、それを編集してCDに焼くこともできるし、MP3に保存してバンドメンバーにメールで配るといったことも可能です。

また、R-09HRには先日紹介したCakewalk Audio Creatorの機能制限版であるCakewalk Audio Creator LEがバンドルされており、簡単にR-09HRで録音したデータを編集できるようになっています。ちなみに、この2つのソフトの機能差はあまりなく、主な違いはノイズリダクションなどのエフェクトプラグインが搭載されているかいないか、という点となっています。


デジタル音楽にひと手間加える面白さ


EDIROL R-09HR
R-09HRの記者発表会で公演したレコーディングエンジニアの山口泰氏
ところで、R-09HRの発表会にはレコーディングエンジニアでプロデューサーとしても活躍する山口泰氏がR-09HRに関するコメントを語っていました。山口氏はCHARAやCrystal Kay、Britney Spearsなど国内外のアーティストのレコーディングに携わってきたエンジニアですが、前機種であるR-09も愛用してきたそうです。

その山口氏、普段からR-09を持ち歩き、気になる音を片っ端から録音しているといいますが、「そうした素材が、デジタル音楽に温かみや広がりを与えるのに役立つ」と話していました。確かにDAWで作った音楽は完成度が非常に高くなる一方、キレイすぎて何か物足りないと感じることがあります。そうした問題を払拭できるというのです。

実際、R-09HRで録音した波の音を、葉山のスタジオでレコーディングしたサウンドに、うっすらと加えた音を会場で披露してくれましたが、確かに音がグンとよくなっているのです。

使い方はまだまだいろいろとありそうですが、このR-09HR、今後大きくヒットしそうな製品です。



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