DTM・デジタルレコーディング/シンセサイザー活用ノウハウ

誰でも弾けるシンセサイザ、KAOSSILATOR(3ページ目)

楽器が弾けない人でも、シンセサイザなんて触ったことがないという人でも、思う存分演奏を楽しめるというユニークで超コンパクトな楽器、KAOSSILAORがKORGから誕生しました。さっそく触ってみたので紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

強力なアルペジエーターも搭載


KAOSSILATOR
ゲートアルペジエーターのスイッチをオンにすれば、アルペジオ機能が動作しだす
そうしたスケール機能に加え、強力なアルペジエーター機能も搭載されています。

このアルペジエーターは指定したテンポに従ってアルペジオを演奏するものであるため、指をスライドさせず、固定した状態においても、フレーズが演奏されていきます。このアルペジエーターはボタンを押してオンにするだけで演奏がスタートします。

また50種類のパターンが搭載されており、どのようなタイミングで発音するかを選択するだけで、想像を超えた演奏が繰り広げられます。もちろん、ここでも、演奏の知識など一切不要なので、誰でも楽しむことができます。


ループ・レコーダーで、音を重ねていく


KAOSSILATOR
ループレコーディング機能を使えば最大2小節まで多重録音ができる

シンセサイザというものは、さまざまな音色を出すことができるだけに、使っていると必ず音を重ねてみたいと思うものです。だからこそ、シーケンサやDAWが発展したのではないかと思うのですが、そうした思いは、KAOSSILAOTRを使っていても同様です。

つまりAcid Bassのかっこいいベース音でフレーズを演奏した後、BD/SD2でベードラとスネアを鳴らすと、やはり、これを組み合わせてみたい。さらには、これにコードをかぶせてみたい……と欲は深まります。

通常なら、この音をDAWなど接続の上、多重録音していくわけですが、KAOSSILATORにはループレコーディング機能というものが搭載されており、これ自身で多重録音していくことが可能です。

しかも、その録音方法がいたって簡単。単純にRECボタンを押すだけで、設定テンポにしたがってループレコーディングがされて、音を重ねていくことができるのです。もっとも録音可能なのは最大8ビート=2小節という制限はあるものの、KAOSSILATORとしてはこれくらいがちょうどいい感じです。

楽器屋さんの店頭でデモしていたりするので、まずはちょっと触ってみてはいかがですか?
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