DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

フリーのMIDIシーケンサ、Dominoを楽しもう(4ページ目)

フリーのMIDIシーケンサー、Dominoの使い方をご紹介。しばらくDTMをしていない方も、MIDI音源モジュールを引っ張りだして、フリーウェアのMIDIシーケンサーで久しぶりに音を出してみませんか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

MIDI音源モジュールを接続しよう


ここで気になるのは、昔から持っているMIDI音源モジュールをどのようにして今のパソコンにつなぎ、このDominoでコントロールするかです。

Domino
USB端子搭載のMIDI音源なら接続、設定も簡単
RolandのSC-8850やSD-90、またYAMAHAのMU1000やMU2000など、比較的後期のMIDI音源モジュールならUSB端子がついているので、これで接続して、各メーカーのWebサイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールすればOKです。その上で、Dominoの環境設定のMIDI-OUTの項目でMIDI OUTデバイスを設定すれば、すぐに音を出すことが可能になります。

しかし、もう少し古い機種の場合、シリアルポート接続となっているので、手元にPCと接続するためのケーブルがあればこれで接続するとともに、やはり最新ドライバをダウンロードしてインストールすれば使えるようになるはずです。


UM-1EX
MIDIインターフェイスがなければ、安いものでいいので、ひとつ買えばOK。写真はEDIROLのUM-1EX
でもMIDI端子しかないという場合には、MIDIインターフェイスを別途購入する必要があります。たとえばEDIROLの1IN/1OUTのUSB-MIDIインターフェイスであるUM-1EXといったものなら4,000円程度で購入できるはずです。また、EDIROLやM-Audioなどから発売されているUSB-MIDIキーボードを購入すれば、MIDIキーボードとしても、またMIDIインターフェイスとしても利用できるので結構便利です。

この設定画面を見ればもうお気づきのとおり、Dominoでは最大16ものMIDIポートを扱えるため、最大で16ポート×16チャンネル=256ものMIDIチャンネルをコントロールできるので、いくらでも大規模な編成が可能になっています。


DominoをDTMの再出発に利用しよう


ごく簡単ではありますが、昔のDTMユーザーが、現在のパソコンで再度DTMをスタートするための方法としてフリーウェアのMIDIシーケンサ、Dominoを利用するという方法について紹介しましたが、いかがでしょうか?

とりあえず、これなら以前の知識を元にDTMを再始動できるはずです。また、DominoはスタンダードMIDIファイルの入出力も可能ですから、自分の作った古いデータなどがあれば、それを読み込ませて演奏させることだって可能です。

これが動き出したら、ちょっと最新のDTMの話題を調べてみると、オーディオ中心となっている現在のDTMの姿も見えてくるはずです。もちろん、必ずしもそこへ切り替える必要はありませんが、MIDIの時代のDTMと現在のDTMもMIDIが扱える点では同様だし、同じ機材、ソフト資産も引き継ぐことができるようになっています。興味を持ったところで、少しずつ新たな世界を見てみてはいかがでしょうか?
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