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ブルーミング中西のリネン&海島綿ハンカチーフ 涼をよぶ、高級ハンカチーフ(2ページ目)

どんなにお洒落をしても、ハンカチーフまでこだわらないと本物のお洒落とはいえない。ブルーミング中西のリネンと、シーアイランドコットン(海島綿)のハンカチーフは、最高の品質と肌触りを約束してくれる。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

最高級リネンのハンカチーフ。その魅力とは?


『クラブフラックス』の場合、イタリアの紡績会社から糸を買いつけて、日本の工場で織っている。原料であるリネンは 北フランスやベルギーなど比較的寒いところで栽培されたものだ。よく“アイリッシュ・リネン”という呼び方をするが、同社ではあえてその呼称は使っていない。


最高級のリネンの生地
現在手に入る最高級のリネンハンカチーフだ。糸も148番手とかなり細い。クラブフラックス。1万500円。※実際には写真よりも白いです。
1万500円のハンカチーフは、麻番手タテ148番手×ヨコ148番手という細い糸で、繊維も長い。このクラスの最高級リネンはヨーロッパでもなかなか採れるものではなく、僅かしか採取できない年もあるようだ。それだけ貴重なものであり、これだけ上質なものは世界でも同社だけだろう。まさにラグジュアリーな一枚である。


上質のリネンは光沢もちがう
このクラスになると光沢もあり、手で触っただけで高級感を感じることができる。クラブフラックス。1万500円。
最高級のリネンはしなやかな手触り感があり、なにより光沢がある。またリネン全般の特性としては、洗濯回数が多くても耐えられるほど丈夫で、汚れの落ちやすさがある。つまり繊維の構造そのものが非常に優れており、汚れが入りにくいのだ。よくアンティーク市で、何10年も前のリネンを見かけるのはその特性のためである。


フランスヘム仕上げ
クラブフラックスのシリーズは基本的に片ヘム仕上げだが、この1万500円のタイプのみ、フランスヘムと呼ばれる仕上げだ。下からライトをあてると、ごらんのように縫製方法がよくわかる。まるでレントゲン!?
『クラブフラックス』シリーズの縁の仕上げは、1万500円のタイプを除いて、すべて洗濯に強い片ヘム(通称イギリスヘム)仕上げで、コットン糸で縫い上げている。細番手になるとハンドロール(手巻き)も可能だという。写真の最上級タイプのみフランスヘム仕上げ。


クラブ1879
同社の創業年を冠したクラブ1879。各3150円。
『クラブ1879』はドレッシーな雰囲気をもつハンドロールで仕上げられている。こちらは織り柄に凝ったものが多く、無地に飽きたらこちらもおすすめしたい。


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