厚生年金・共済年金の基礎を学ぼう

更新日:2011年10月28日

会社員と公務員、それでも年金に差!? 共済年金

皆さん、共済年金ってご存知ですか? 公務員や私立学校の教職員が加入している制度で、会社員が加入している厚生年金と同じ「基礎年金の上乗せ部分」を担う年金制度です。厚生年金との違いを含め、共済制度について詳しくみていきたいと思います。

画像の代替テキスト
厚生年金は保険料の半額は会社が負担しているが、公務員共済は保険料の半額は税金で賄っている
現在の公的年金制度は、

■全国民共通制度である「国民年金」
■会社員の上乗せ制度である「厚生年金」

この2つがあることは皆さんご存じのとおりかと思います。

では、この他に「共済年金」という制度が存在しているのをご存知でしょうか?

この共済年金の制度って一体どんな制度なんでしょうか? 制度についてご存知ない方もいらっしゃると思いますので、今回はこの「共済年金」について検証してみたいと思います。

厚生年金と同じ役割を持っている共済年金 

共済年金は、厚生年金と同じ役割(基礎年金の上乗せ)を担っています。従って、制度の中身は厚生年金と基本的に共通していると考えて良いでしょう。

職種によって厚生年金に加入するか、共済年金に加入するかが変わります。大雑把にいって、
■会社員 厚生年金
■公務員 共済年金
と考えると間違いありません。

図で示すと以下のとおりです。

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厚生年金加入者数は約3,400万人、共済年金には約450万人が加入している

もし、自分の職歴が会社員と公務員と両方あるような場合は、要件を満たせば老後の年金は厚生年金と共済年金の両方が支給されることになります。なおこのようなケースでは、日本年金機構と共済組合にそれぞれ請求しなければならないことに注意が必要です。

給付の内容については、年を取ったときに支給される退職共済年金(厚生年金、国民年金で言う老齢年金)、死亡したときに支給される遺族共済年金、障害を負ったときに支給される障害共済年金の3種類があります。これだけ見れば、名称の違いはあるものの、種類は国民年金、厚生年金と同じということになります。

3つにわかれる共済制度

共済制度は3つの制度に分かれています。
■国家公務員が加入する、国家公務員共済
■地方公務員が加入する、地方公務員共済
それと、案外知られていない、
■私立学校の教職員が加入する、私立学校教職員共済
があります。

従って、公的年金は
<1階部分>
■国民年金
<2階部分>
■厚生年金
■国家公務員共済
■地方公務員共済
■私立学校教職員共済
の「5つ」の制度で成り立っているのです。

3つの共済制度については、中身に差はありませんが、厚生年金と共済年金の間には、中身にちょっとした差があるのです。

制度の中身を検証します

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この記事の担当ガイド

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和田 雅彦

年金の専門家である社会保険労務士資格を取得し独立開業。個別相談他、年金問題についての執筆、講演も多数。

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