出産・育児を助ける各種制度
更新日:2011年02月04日
以前書いた母子家庭のコラムから数年。8割が「苦しい」と言っていたときから見て、何か改善されたのでしょうか?最近のデータを見てみましょう。
以前書いた母子家庭のコラムから数年が経ちました。平均年収約244万円(遺族年金、児童扶養手当も含む)で、8割が「苦しい」と言っていたときから見て、何か改善されたのかどうか?現状を見てみましょう。
母子家庭は増加の一途
厚生労働省「平成19年度 母子家庭の母の就業支援施策の実施状況」によると、「未婚、死別又は離別の女親と、その未婚の20歳未満の子供のみから成る一般世帯(他の世帯員がいないもの)」の数は、平成17(2005)年で749,048世帯。平成12(2000)年に比べ19.7%の増加となっています。
母子世帯となった理由は、
1・離婚(79.7%)
2・死別(9.7%)
3・未婚時の出産(6.7%)等
となっています。母子世帯の母の平均年齢は39.4歳、末子の平均年齢は10.5歳。
母子家庭の増加により、児童扶養手当(第4章第1節参照)の受給者数も増加し、
平成10(1998)年度末・・・625,127人
平成15(2003)年度末・・・871,161人
平成18(2006)年度末・・・955,741人
と明らかに増えています。
平均所得は211万9000円にダウン
母子世帯の1世帯当たり平均所得金額は211万9000円で、平成15年(2003年)時点の約244万円よりもさらに下がっています!!
これは、全世帯の1世帯当たり平均所得金額563万8000円や、高齢者世帯の1世帯当たり平均所得金額301万9000円に比べても、本当に低い水準であることがわかります。
母子世帯の現在の暮らしについて、どう感じているかでは、
「大変苦しい」 48.8%
「やや苦しい」 40.7%
となっていて、9割近くが「苦しい」と悲鳴を上げています。
「大変苦しい」と答える比率はやや下がったものの、「やや苦しい」の比率が高まり、全体として「苦しい」と答える比率がアップしています。
平均年収もダウンし、この数年で改善の様子がないだけでなく、9割が「苦しい」と答えています。
国はどんな対策をとっているのでしょう? それが不十分だから改善されていないのではないでしょうか?