貯蓄/貯蓄する基本の方法

俺が「下流」?「下流社会」がやってくる!(3ページ目)

「下流社会」という本をご存じでしょうか?団塊ジュニアにとって「毎日100円ショップ」な時代が訪れようとしています。そのキーワードを読み解いてみます。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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「下流社会」のパターンをチェック!

それでは下流社会グループの人たちはどんな生活をしているのでしょうか。私が考える典型的なパターンを紹介しましょう。

1・独身である(結婚する予定もつもりもない)
2・非正規従業員(フリーター、派遣社員等)である
3・年収は400万円以下である(むしろ200万円前後の場合も)
4・貯金はない(あっても50万円以下)
5・100円ショップに毎週1回以上通う
6・最近1年間で7万円以上の買い物をしていない(旅行も含む)
7・ファーストフードが好き
8・だらだらするのが好き
9・本はほとんど読まない(マンガや雑誌は読む)
10・今の自分の状態は10年後も変わらないと思う


10あげたキーワードのうち半分以上あてはまるならあなたは「下流社会」予備軍です。現状を理解してそれなりの対応策をとっている人はよいのですが、なんとなくそうなっているのでしたら、このコラムをきっかけにちょっとライフプランを考え直してみてはどうでしょうか。

もしこのキーワードがすべて当てはまるとすると、あなたのマネープランは(1)所得があまり高くなく、将来も上昇があまり期待できない、(2)資産もあまりなく、また増やすことも難しい、ということになります。ライフプランでは(3)大きな消費をする余裕がなく、リーズナブルな消費を選択しており、(4)結婚や子作り、住宅購入など大きな人生の変化が将来に期待できない、ということです。また(5)そうした現状を諦めも含めて受け入れてしまっているわけですから、まさに「下流」になるおそれが高いというわけです。

→なぜ「下流社会」になってしまったのでしょうか。次のページへ
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