2つの顔をもつ家
1. 正面と奥まった2階の外壁との間がテラスになっている。 2. 夜には帰宅時の道標にもなる店の入口。写真:小野育代建築設計事務所 3. 座布団が置かれたベンチの客席は収納も兼ねる。 4. 坂を上がった奥に住宅の玄関がある。 |
折れ曲がる緩やかな坂道に寄り添うように建つ、ガルバリウム鋼板に覆われた黒い家。1階のお店の入口は木枠のガラス戸。大きな開口からは店内はもとより奥の中庭まで一望できます。集成材のテーブルとベンチと背もたれの木の色と、壁と天井の白色が基調色の店内は、明るくリラックスした雰囲気にあふれています。12人でいっぱいになる店内ですが、北側につくられた中庭が奥行きを強調し、3坪という狭さを感じさせないデザインになっています。
◆建築家プロフィールと建築データ