木が主役のくつろぎの家［千葉邸］

横浜から私鉄で約10分ほどの最寄りの駅から、線路沿いの街道を10分ほど行くと、南東側の斜面地に年を経た住宅地が見えてきます。曲がりくねった坂の途中の広めの土地を3分割してできた47坪の土地が、千葉さんのご自宅の敷地。他の2箇所は普通の四角い土地だったのですぐ買い手がつき、残ったのは歪んだL字形の変形地だったので、千葉さんは比較的安くこの土地を手に入れることが出来たそうです。

黒、白、茶色のモダンな外観

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1. 周囲が緑豊かな恵まれた環境に建っている。 2. 駐車場から一段上がったコンクリートの玄関前スペース。ピーラー材の玄関扉は招き入れるうち開き。塀の小口にインターホンが仕込まれている。 3. 上がり框（かまち）の下は靴置き場。左がバスルームの入口。廊下の奥行きは5m。 4. 南に面したテラスから2階を見上げる。バルコニーの奥はワーキングスペース。 5. リビングに続くセランガンバツのデッキテラス。形は敷地の境界に沿っている。

ここは北西方向が道に接しています。東西に奥まった斜面地のお陰で、2階からの眺めも良く、東南からの陽射しをたっぷりと受けることができます。外観は墨色の板金、白色の左官壁と木格子のバルコニーという3つの要素だけで、モダンでありながらも周囲の環境に馴染む落ち着きのあるデザインに仕上がりました。長く伸びる廊下の奥は、明るいLDKに続いています。

◆建築家プロフィールと建築データ