いとう としお
勉強=マインドセット(心構え)×学習メソッドで決まる独学力を提唱
「勉強はやる気とやり方で決まる!」がキャッチフレーズの学習・教育アドバイザー。心理学や行動科学に基づいた効果的な勉強のやり方を、小学生から高校生までの全教科で指導。生徒の約9割が偏差値アップ。また、全国で5000人以上の高校生や保護者に、学習メソッドやモチベーションアップ講座などの講演活動を行ってきた。
これからの時代、自分で考えて勉強する力(=独学力)を必要とされます。そのためには「勉強=マインドセット×学習メソッド」という考え方が大切になるでしょう。 マインドセットとは、勉強に対する心構えのことです。やる気や興味といったこと以上に、どうしたらできるかという意識が大切なのです。それに合わせて、効果的な勉強のやり方(学習メソッド)も重要になってきます。 問題集は、ただ解くだけでは効果はありません。間違えた問題をもう一度解き直して、初めて「できる」や「わかる」につながります。決して、「赤ペンで答えを書いておしまい」というような、わかったつもりになるだけの勉強をしていてはいけません。 「なぜ間違えたのか(原因)」「どうしたら間違えなくなるか(対策)」を意識して勉強することで、初めて学力になります。こうした力は汎用(はんよう)的な力といって、受験だけでなく、社会に出てからも必要とされる力です。受験学力に限らず、自分で考えて勉強する力、つまり、独学力を高めてほしいと思います。
国公立大至上主義の「自称進学校」はいよいよ衰退か。公立高校は地域トップ「超進学校」との二極化へ?
今、全国で公立高校離れが加速しています。背景には、少子化や私立高校の授業料無償化だけでなく、“受験勉強離れ”が。遠因は、大学入学共通テストの難化と私立大学を中心に広がる年内入試でした。
【PISA2022】日本は“世界トップレベル”に異論あり!? 実は学力が上がったわけではなかった衝撃事実
2023年末に公表された「PISA2022」、領域によっては過去最高順位と報道された一方で、詳細を分析してみると意外なことがわかりました。それは前回の「PISA2018」が過去最低で、今回はそこからやや回復しただけだったというもの。
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