ふじむら てつや
中国株、日本株による資産運用アドバイザー。ライジングブル投資顧問株式会社代表取締役。元UFJつばさ証券投資情報部部長代理。低金利の時代の今、株による財産形成(投資)を幅広く勧めている。
株の売り時はこうやって計る
売却と一言で言っても、5%や10%の利益での短期売却もあれば、じっくりと保有し2倍3倍になって売却することもあります。また10%程度の損失で早めに損切りしたり、売り損ねて半値以下で売却をせざるを得なかったりと様々なケースがあるでしょう。いくら良い銘柄を購入したとしても売却のタイミングが悪ければ逆に損したりするのが株の世界です。
外国人持ち株比率に注目
1990年代前半、10%に満たなかった外国人持ち株比率は2012年には28%。また外国人売買比率も2003年は47.5%でしたが、2006年には58.1%、2014年1月で67%と年々外国人投資家の売買における比重が高まっています。海外の投資家に評価されるということは、国際的にも認められた「優良株」のお墨付きを得たことにもなります。外国人持ち株比率にご注目下さい。
株における逆張り投資の考え方
逆張りは、株価が下落トレンドの時に底値を見極めて投資する手法です。逆張りは株価が下落していく途中で購入するため、どこまで下落が続くか分からないというリスクがある反面、株価の安値時に投資できるチャンスでもあるため、短期的に大きな値幅を取ることも可能です。
複数単元株投資法とは
株式市場に上場している株式は銘柄ごとに最低投資単位が決まっており、1株単位で取引出来る銘柄もあれば、100株単位や1000株単位で取引が行われている銘柄など様々です。この最低投資単位が単元株であり、株主として議決権を行使できる必要最低限の株式数です。この単元株を複数銘柄購入する取引手法が複数単元株投資法です。
取引できる時間帯は?(前場と後場)
株式の取引できる時間帯は限られています。東証であれば平日の前場(9:00~11:30)と後場(12:30~15:00)です。この時間帯は売買注文が活発に入り、それに伴い株価は時々刻々と変動し、取引がどんどん成立していきます。株式の売買は売買注文→売買成立→受け渡しとなります。注文だけならいつでも出せキャンセルも可能ですが、取引が始まって一旦取引が成立すれば取り消しは効きません。
株におけるナンピン買いの考え方
ナンピン買いとは、保有している株が下落した際に、平均取得価格を下げるためにさらに買い増しをすることです。平均購入単価が下がってメリットもある方法ですが、損失から逃れるために、あるいはその銘柄に固執してナンピン買いを続けるのは、かえって損失の拡大に繋がりかねません。予想が外れた銘柄はナンピン買いをせず、素直に損切り(ロスカット)したほうが賢明なケースもあります。
株における順張り投資の考え方
順張り投資も上昇基調の時はいいですが、崩れてしまうと損を重ねることになります。企業のファンダメンタルなどをきちんと精査し、またロスカット値などのルールを決めておくことで「高値掴みでそのまま塩漬け」などといったことを防ぐことができます。
新高値・新安値で売買のタイミングを計る
新値とは文字通り高値や安値を更新することで「年初来高(安)値」、「昨年来高(安)値」、「上場来高(安)値」と3種類の呼び名があります。新高値銘柄は「青空圏入り」するとも言われ、値が飛びやすく大きな値幅を取れることがあります。新安値銘柄は「損失確定売り」の他に一段の安値を狙った「空売り」や「戻り売り」などもあり、売り圧力が強まった状態です。
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