指値注文と成行注文

株の売買注文を出すときには必ず指値注文か成行注文を選択しなければなりません。指値注文とは「株価が○○円なら買いたい」「株価が○○円なら売りたい」と値段を指図して注文を出すことをさします。成行注文とは「いくらでもいいから今買いたい」「いくらでもいいから今売りたい」と値段にかまわずに注文を出すことをさします。

株式の購入や売却の注文は成立すれば取り消すことは不可能です。

成行注文の注意点

成行注文は大半の場合は売買が成立してしまいますので株初心者にとっては成行注文は怖いと考えている方も多いと思います。思っても見ないような値段で購入したことになってしまうことも怖いと思う理由の1つかもしれません。

しかし思っても見ないような値段で購入もしくは売却する羽目になってしまうケースは以下のケースに限られます。

商いが薄く(出来高が少なく)買い注文(売り注文)だけで値段が飛んでしまうケース。1部上場銘柄で数百万円の売買をする限りはよほどのことがない限り、自分の注文で値段が飛び上がってしまうことはありません。つまり商いの出来る代表的な銘柄で株式売買をやる限りにおいてはそのような心配はご無用です。

しかし、新興市場など商いの薄い新興市場では成行注文は十分気をつけたほうが良いでしょう。また、出来高に比べて注文株数が多いときにはやはり注意が必要です。

この思ってもみない値段で売買してしまうことを防ぐのは板を見ることが一番です。板とは買いたい注文株数と売りたい注文株数を表示したものです。証券会社の取引画面で大半はリアルタイムで見ることが出来ます。今から出す注文が買い注文であれば売りたい注文株数の一番下を見ればよいのです。成行注文の場合はここで成立します。

成行注文の利点

上記の注意点さえ気をつければ成行注文のほうがストレスなく注文が出来ます。指値注文の場合は「買いたいと思っていたのが指値が下すぎて購入できなかった」「売りたいと思っていたのが欲張りすぎて指値が高く売却できなかった」ということは株の売買経験者にはよくあることです。

買いたいと思ったときに購入する、売りたいと思ったときに売却するのが成行注文のいいところです。売買注文は値段よりも時のほうが重要性が高いケースが大半です。

つまり指値注文は値段で指示するのですが、成行注文は時を指示するようなものです。つまり今この注文を出す時に売買したい場合は成行注文で出すほうが良いと思います。逆にチャート上の節目であったり何らかの理由があって、ある値段になったら購入したい場合は指値注文で何回も出してみるのが良いのではないでしょうか?指値の場合はその値段で売買が成立していない場合は取り消しも可能です。現在は1000円で取引きされている銘柄を930円なら購入したいと考えている場合などは有効です。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。