はせがわ だい
世界を駆け回る世界遺産・世界史・国際政治・海外旅行ライター
得意ジャンルは世界遺産・世界史・海外情勢・海外旅行・哲学・芸術等。世界遺産マイスター、世界遺産検定1級文部科学大臣賞受賞。出版社で編集者として勤務したのち世界一周の旅に出る。現在は東南アジアを拠点に海外旅行を継続しながらフリーの編集者・ライターとして活動。訪問国数は約100、世界遺産は約250に及ぶ。
古都アレッポ/シリア
5,000年以上の歴史を誇る古都アレッポの中心にそびえるアレッポ城は、十字軍やモンゴル軍の攻撃に耐え抜いた難攻不落の城。周囲に広がる市場=スークには世界中の産品が集まり、古代オリエントの隊商貿易の中心として繁栄した。ところが2012年、内戦の影響でスークの多くが焼失してしまう。今回はシリアの世界遺産「古都アレッポ」を紹介する。
マラッカとジョージタウン/マレーシア
一本の通りに並ぶ仏教、道教、キリスト教、ヒンドゥー教、イスラム教の寺院。ひと皿の料理に感じる中国、マレー、インドの香り。今回は海のシルクロードの要衝として、あるいは大航海時代の香辛料貿易の拠点として発展したマレーシアの世界遺産「マラッカとジョージタウン、マラッカ海峡の古都群」を紹介する。
ハンピの建造物群/インド
デカン高原の信じがたい絶景と、ドラヴィダ様式の無数の廃墟、ひなびた農村風景が一体となった古都ハンピは、個人的に考える「もっとも美しい世界遺産」のひとつ。今回はヴィジャヤナガル朝の首都でありながら、400年の間忘れ去られていた幻の都、インドの世界遺産「ハンピの建造物群」を紹介する。
プランバナン寺院遺跡群/インドネシア
インドネシア最大にして最高のヒンドゥー寺院といわれるロロ・ジョングラン、精緻なレリーフが美しい仏教寺院セウーをはじめ、アジア各地の宗教文化の粋を集めて建築されたプランバナンの寺院群。その地は多様な神々が集う聖地として神々しい空気に包まれている。今回はヒンドゥー教と仏教が混在したインドネシアの世界遺産「プランバナン寺院遺跡群」を紹介する。
古代都市ウシュマル/メキシコ
魔法使いが育てた小人が一夜で建てたという伝説を持つウシュマルの「魔法使いのピラミッド」。楕円形の底面を持つ柔らかくエレガントな姿から、しばしば「世界でもっとも美しいピラミッド」のひとつに数えられている。今回はマヤ文明を代表するメキシコの世界遺産「古代都市ウシュマル」を紹介する。
コルディリェーラの棚田群/フィリピン
コルディリェーラ山地に広がる棚田群はその美しさから「天国への階段」と讃えられ、棚田が生産する豊かな実りは人々を2,000年にわたって養い続けてきた。今回はイフガオ族が誇る文化的景観であり、アジア有数の産業遺産でもある世界遺産「フィリピン・コルディリェーラの棚田群」を紹介する。
負の遺産と世界遺産条約の挑戦
世界遺産には負の遺産と呼ばれるものがある。アウシュヴィッツや原爆ドームがその一例だが、なぜこのような物件が世界遺産に登録されたのだろう? 今回は負の遺産に焦点を当て、世界遺産条約が目指すものを追う。
2012年新登録の世界遺産
2012年7月、新しい世界遺産26件が誕生し、世界遺産総数は962件となった。事前に不登録が勧告されていたパレスチナの聖誕教会は、アメリカ・イスラエルの反対を押し切って逆転登録。今回はロシアのサンクトペテルブルクで開催された第36回世界遺産委員会の内容をお伝えする。新登録の世界遺産全リスト付き!
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