あべ かずほ
薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
お酒でストレス発散は危険!愚痴をいう習慣は逆効果、依存症になることも
【脳科学者が解説】ストレス発散のためにお酒を飲み、愚痴をこぼすのが習慣化していませんか? 実はこの方法はストレス解消にならず、逆にストレスの原因になったり、脳が蝕まれて依存症になったりするリスクがあります。危険度セルフチェックもあわせてご紹介します。
「アルカリ性の食品は健康にいい」説、実は科学的根拠なし
【大学教授が解説】「酸性食品は体に悪い」「アルカリ性食品は体によい」といった話を聞くことがあります。しかし各食品の一覧表とされるものにも分類にバラつきが見られますし、そもそもこの説には科学的根拠がありません。なぜこの説が広まったのか、本当に健康な食生活のポイントとは何かを、わかりやすく解説します。
オキシコンチンとは…鎮痛剤がアメリカの深刻なオピオイド危機を招いた背景
【薬物依存症の専門家が解説】オキシコンチンとは、オキシコドンを主成分とする鎮痛薬で、効果が長時間続く「徐放剤」です。モルヒネとの違いはほぼなく、現在のアメリカの深刻なオピオイド危機を招いた薬とも言えます。大手製薬会社が経営破綻し、関与した医療者は訴追される問題となるほど、被害が拡大した経緯をご紹介します。
お酒で冷え対策は逆効果!アルコールに体を温める効果はない?
【大学教授が解説】冷え対策のお酒や、冬の熱燗で体を温めるのは、実は逆効果です。極寒の地でウイスキーやウォッカなどの強いアルコールを飲んで助かる、というのは、あくまでもフィクションなのです。お酒で体温は上がるのか、体が温まった感じがしたり、顔が赤くなったりするのはなぜなのか、わかりやすく解説します。
やりすぎは逆効果!「適度な運動」が認知症予防に効果的なワケ
【脳科学者が解説】認知症予防に運動が効果的ということはよく知られていますが、適度な運動習慣はなぜ脳の健康維持にいいのでしょうか? また、運動のし過ぎによるストレスは逆効果になることもあります。運動が効果的な理由と、運動量の目安についてご紹介します。
大根の辛み成分の役割と健康効果・辛味を調整する方法
【大学教授が解説】大根の辛味成分には、健康効果や抗菌作用があります。この辛み成分は、大根の若さや部位、品種によっても含量が異なりますが、調理法によっても調整することが可能です。大根の辛味の原理と、食卓でも使える辛味を調節する大根の選び方・調理法のコツをご紹介します。
しっかり噛めば認知症予防になる?歯と脳の健康の意外な関係
【認知症の専門家が解説】「よく噛めば、頭がよくなる」というような話を聞いたことはありませんか? 実際に、認知症予防や治療を考える上でも、歯の健康や口腔環境には、脳の健康に大きな関連がありそうなことがわかっています。わかりやすく解説します。
花粉症などの目のかゆみ・充血に効く目薬…青紫色の点眼薬の効果・効能
【薬学博士・大学教授が解説】花粉症などの目のかゆみや充血に効く目薬には、「アズレンスルホン酸」を主成分とするものが多くあります。アズレンスルホン酸は青色や紫色をしているため、この色の目薬には抗炎症作用や組織粘膜修復促進作用があるということです。わかりやすく解説します。
95%は水でも魅力的!大根の栄養成分・ジアスターゼ・食べ合わせ
【大学教授が解説】大根は約95%が水分ですが、栄養がないというのは大きな誤解です。大根に含まれる栄養成分や酵素であるジアスターゼには、体によい効果があります。胃の調子の悪さを助けてくれるジアスターゼの働きと効果、酵素を壊さずに食べる方法と注意点、他の食材との健康的な組み合わせについて、ご紹介します。
目の疲れや炎症・充血には「ビタミンB2」? 目薬の成分と効果
【薬学博士・大学教授が解説】目の疲れや炎症・充血を改善する目薬には、「ビタミンB2」が入ったものがよく見られます。ビタミンB2には、角膜の組織代謝を促進し、修復を促す効果が期待できるからです。ビタミンB2は、多くの栄養ドリンクにも含まれています。ビタミンB2の効果とはたらきについて、少し専門的な解説も含めて説明します。
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