まえしま としまさ
蕎麦研究家。ほぼ毎日蕎麦を食べ歩きながら、ブログや監修本での蕎麦情報の発信や蕎麦同好会のセミナー主宰など幅広く活動している。蕎麦鑑定士、江戸ソバリエ及びルシック(ソバリエ上級者)の資格を保有。
蕎麦寿司が美味しい 更科布屋(芝大門)
今回コースに登場したのは種子島の春蒔きそば「春のいぶき」。特別にご主人が用意してくれた。春蕎麦は学問上は夏蕎麦に分類されるもので3月下旬から4月に播種して初夏に収穫が出来る。温暖な地方で台風の影響も受ける前に収穫出来る利点がある。現在は大分で多く栽培されているが今回は種子島産が用意された。
全て十割蕎麦の蕎麦屋 bi・to・wa(お茶の水)
野菜あんかけ皿うどん風840円は美と和「bitowa」のメニューでもおすすめである。各種野菜が入りあんかけでまろやかになっている。この十割蕎麦に掛ける食べ方はかた焼きそばのようである。
信州そばと鯵と鱚の味醂干し 津右衛門(東急蒲田)
そば粉は戸隠産で色は薄めの上品な細切りの蕎麦である。喉越しも爽やかであるが深い味わいもある旨い蕎麦である。そばの量も充分あり600円はリーズナブルである。
一日一組限定 そば工房玉江(駒込)
そば工房玉江は、そば道具職人が始めた蕎麦屋で一日一組限定である。せいろは常陸秋そばを端正に切り揃えた細打ちの見事な蕎麦。ふわりと蕎麦の香りがうれしい。蕎麦の存在感がしっかりしていて、そのままで美味しい。添えられた藻塩を付けながらいただくのもおすすめ。
虜になる冷やしすだち蕎麦 東京土山人(目黒)
お目当ての冷やしすだち蕎麦は、オーナーのオリジナル。鰹のツユにサバ節が少し入り、あっさりしているが深みのあるツユになっている。
その道のプロ・専門家約900人
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