なかしま とくし
数多くの実績を上げてきた、EV業界の第一人者が豊富な経験をもとにみなさんの知りたい情報をご紹介します。
日本における充電スポットの普及に向けて
電気自動車の短所である航続距離の短さをカバーする役割を持ち、ユーザーが充電切れを危惧せず、安心して運転するために必要不可欠なのが、充電インフラの普及です。以前、電気自動車の充電器について詳しくご説明させていただきましたが、実際にそれらの充電インフラはどのようにして普及されていくのでしょうか。
燃料電池車の歴史について
近年、燃料電池車は技術進化やコスト削減が進み、トヨタのFCHVやホンダのFCXクラリティが相次いで発表されるなど、燃料電池車は大きな注目を集めてきました。そのような次世代自動車という印象強い燃料電池車ですが、その原理が発見されたのは、今から200年余りも昔のことなのです。今回は、そんな燃料電池・燃料電池車の歴史について、お話しできればと思います。
電気自動車の充電の種類と方法
電気自動車はどのような方法で充電されるか皆さん知っていますか。最も一般的な方法は充電ケーブルによって、電気自動車専用のコンセントを使って充電するというものです。その中で大きく分けて、普通充電と急速充電という2つに分けることができますが、最近では、非接触充電と呼ばれる車体に触れず充電できるシステムが期待を集めています。今日は、これら電気自動車の充電方法について、お伝えできればと思います。
電気自動車の脳と呼ばれるVCUとは?
VCUとは、走行中に常に変化する車両の状態を判断し、最適な状態を維持するために各コンポーネントを制御する装置です。モーター、インバータ、電池、エアコンなどの相互に影響しあう各コンポーネントを、単独ではなく他のコンポーネントへの影響を加味し、CAN通信によって全体を制御します。想定される誤動作・事故対応を事前に組み込むことで、より安全・安心な車両を実現するのです。
各メーカーの次世代自動車に対する動向とその背景
今後、電気自動車を巡ってメーカー間の競争が激化していくと見られますが、各社が意図している戦略とは一体どのようなものでしょうか。以下では、日本の大手自動車メーカーである、「トヨタ自動車」、「本田技研工業」、「日産自動車」、「三菱自動車」の4社の戦略を元に、今後の各メーカーのエコカー戦略についてお話ししていきたいと思います。
リチウムイオン電池市場と各社・各国の動向
世界のリチウムイオン電池市場は、2011年4兆4,333億円(実績)、2014年5兆2854億円(予測)、2017年には6兆4,012億円と3年ごとに約1兆円の市場拡大の予測をしています。 車載用に限れば、富士経済は「PHVやHVでもリチウムイオン二次電池搭載車がラインナップされつつあり、2013年以降も確実に市場拡大すると予測される」とし、この市場を狙って、電池メーカー各社の熾烈な争いが繰り広げられています。
自動車よりもコンパクトな超小型モビリティーの可能性
国土交通省によると、超小型モビリティーとは、「自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗り程度の車両」と定義づけされています。各メーカーが超小型モビリティーの発表を行なっていますが、この章では、私が注目をしている日産の「ニューモビリティーコンセプト(New Mobility Concept)」についてお話しできればと思います。
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