プロ野球
プロ野球 関連コラム(3ページ目)
プロ野球に関する最新コラムを、スポーツ新聞記者として日本プロ野球担当10年、メジャー取材のため渡米13年の実績を持つ瀬戸口仁氏が熱く、鋭く執筆します。
記事一覧
早実・清宮と関東第一・オコエがスター性を証明した夏
ガイド記事瀬戸口 仁野球ファンに大いなる可能性を示した2人創設100周年という記念すべき第97回全国高校野球選手権大会は、早実の1年生スーパースラッガー・清宮幸太郎内野手(16)とナイジェリア人を父に持つ関東第一の“規格外”オコエ瑠偉外野手(18)のためにあったと言っても過言ではない。2人(2チーム)とも準決勝で敗退し...続きを読む
世界の王貞治、その原点は甲子園のマウンドにあった
ガイド記事瀬戸口 仁大きな意義を持つ、プロ野球経験者として初めての始球式創設100周年を迎えた第97回全国高等学校野球選手権大会が8月6日、甲子園球場で開幕した。この記念すべき大会に、1957年のセンバツで早実(東京)を初優勝に導くなど、春夏通算4度甲子園に出場した王貞治氏(75)=ソフトバンク球団会長=が、プロ野球経...続きを読む
監督の表情、現役時代の守備位置で占う混セの優勝予想
ガイド記事瀬戸口 仁試合中の「無表情」は、優秀な指揮官の証?監督の資質として必要なものとは?混セ?乱セ?何かと言われる今年のセ・リーグだが、各チームの監督にみる選手操縦術の優劣を私なりに占ってみた、今後の参考にしてもらいたい。監督の資質として、意外に重要なのは、その表情である。無表情。かっこよく言えば、ポーカーフェイス...続きを読む
セ界の終わりから、セ界のはじまり?鍵を握るヤクルト
ガイド記事瀬戸口 仁全チーム優勝の可能性アリ、という状況を楽しむ考えようによっては、今年のセ・リーグはまれにみる面白いシーズンなのかもしれない。ここは、プラス思考になった方がいいかもしれない。60試合を消化した時点で、セ・リーグは1位から6位までが3ゲーム差圏内、しかも貯金しているチームがゼロという異常な状況で、この低...続きを読む
西武・森が球宴で史上2人目の10代本塁打
ガイド記事瀬戸口 仁清原和博以来となる史上二人目、10代での球宴ホームラン西武・森が文字通り“豪快”な一発を放った。スターからスーパースターへの階段を駆け上るかもしれない。西武の森友哉捕手(19)だ。7月18日、マツダスタジアムで行われたオールスター第2戦、六回一死一塁で代打で登場した森は、「初球から120%の力で振り...続きを読む
稀にみる低レベルの大混戦で「セ界の終わり」か?
ガイド記事瀬戸口 仁セ界の終わり?全チーム貯金0は、開幕から60試合以上紹介した後としては、史上初となる出来事。まさに異常事態と言っていいだろう。6月23日、巨人が東京ドームでDeNAと対戦し、DeNAが7対2と逆転勝ちし、連敗を12で止めた。長野で行われた阪神対広島は、6対6で、延長12回規定により引き分けとなった。...続きを読む
中畑DeNA、89年近鉄……野球界の「ひと言」の重み
ガイド記事瀬戸口 仁ほんのひと言で流れが変わってしまった中畑DeNA連敗から抜け出せない中畑DeNA。その裏には、「ひと言」の影響力があった?中畑DeNAが、6月20日の広島戦(横浜)で4対8と敗れ、1分けをはさんで12連敗を喫した。今季最多タイの借金3で5月1日以来の3位転落に、中畑監督は「よく続いているよなと思う。...続きを読む
巨人から移籍の日ハム矢野、お立ち台で見せた涙のワケ
ガイド記事瀬戸口 仁アッと言う間にヒーローとなった矢野お立ち台で泣いた男を久しぶりに見た。日本ハムの矢野謙次外野手(34)だ。「今までなら打席に入っていなかったかもしれないが、打たせてもらったので……」笑顔だが、声は震え、目には光るものが見えた。6月14日のDeNA戦だった。ここ3日間で2度目のお立ち台。つい5日前まで...続きを読む
大阪桐蔭の3人がパの本塁打王争いを熱くする
ガイド記事瀬戸口 仁大阪桐蔭トリオから本塁打王は出るか中田翔を中心に6歳年上の中村剛也と、6歳年下の森友哉という大阪桐蔭トリオが本塁打で競い合っている。パ・リーグでは今、大阪桐蔭高校出身の3人が、熱い戦いを繰り広げている。まずは、侍ジャパンでも4番に座る日本ハムの中田翔外野手(26)だ。5月22日のソフトバンク戦、中田...続きを読む
日米の野球文化の違いが大きいファウルボール訴訟
ガイド記事瀬戸口 仁ファールボールに対する意識は、日本とアメリカで大きく異なる。日本とアメリカでは、野球に対する文化がどうしても違ってくる。歴史の長さの違いもあるが、それだけでは語れない国民性の違いが大きい。その象徴が、ファウルボールに対する意識の違いだ。リスクを理解したうえでグラブ持参で来場するアメリカ日本ハムは4月...続きを読む