養老保険は、死亡保障を得ながらお金を貯めたい人向きの保険
養老保険は、20年や30年などの年満期、または65歳や70歳までなどの歳満期で加入し、満期までの間に死亡すると死亡保険金が、満期時に生きていると満期保険金が受け取れる保険です。死亡しても、生きていても保険金が受け取れることから生死混合保険、また、貯蓄性もあることから積立(貯蓄)型保険と呼ぶこともあります。養老保険に、入院保障などの特約をつけることもできます。
保険料は、同じ死亡保険金額と保険料払込期間で比べると、定期保険よりは高く、終身保険よりは安くなります。定期保険より高いのは保険料が掛け捨てではないため、終身保険より安いのは死亡保障が一生涯続かないためです。
保険料は、年齢が高くなるほど、また、同年齢の場合は女性より男性の方が高いのが一般的です。保険料の払い方は、分割払(月払・半年払・年払など)と一時払があります。
養老保険は、死亡保障を得ながらお金を貯めたい人向きの保険です。しかし、現在は保険の貯蓄性はあまり期待できないことを承知した上で利用する必要があります。
養老保険にはどんな種類があるの?
通常、養老保険という場合は、死亡保険金と満期保険金が同額のものを指します。また、死亡保険金は満期保険金の2倍・5倍など高い養老保険もあります。これは、養老保険と定期保険をセットしたもので定期付養老保険といいますが、保険の貯蓄性が下がっている昨今、積極的に販売されていません。また、最近では、保険料の払込や受取を外貨(米ドル・ユーロなど)で行う「外貨建」、中途解約時に市場金利の変動に伴って解約返戻金が変動するしくみを取り入れた「市場価格調整タイプ」も登場しています。これらは、一時払がほとんどです。
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