貯蓄性を上げる工夫をする
■ポイント1:被保険者は若い人に
養老保険の保険料は、年齢が高いほど高くなるので、被保険者(保障の対象となる人)は、できるだけ若い人にします。例えば、夫と妻のどちらに死亡保障があってもよく、妻が夫より年下なら、妻を被保険者にするなどです。
■ポイント2:満期までの期間は長めに
満期までの期間が短いほど元本割れする可能性が高くなります。ですから、20年・30年など、満期までの期間を長くします。このとき、お金が必要になる時期と満期の時期が大きくずれないよう考慮します。
■ポイント3:入院保障などの特約はつけない
入院などを保障する特約の保険料は掛け捨てなため、特約をつけると貯蓄性が下がります。ですから、特約はつけないようにします。
保険料をまとめ払いすると貯蓄性が上がる
保険料は、まとめて払えば払うほど割引率が高くなって保険料総額が少なくなります。つまり、その分、貯蓄性が上がるということです。ですから、半年払や年払などのまとめ払いをしましょう。例えば、会社員の人はボーナスを利用して半年払にする方法があります。また、加入時に半年分または1年分の保険料を払い、次の支払い時期まで、毎月、保険料のための積立を行う方法もあります。
また、余裕資金ができたら、数年分をまとめ払いするといいでしょう。そうすれば、さらに貯蓄性が上がると同時に、まとめ払いした期間の保険料負担をしなくてもすみます。