クレジットカードで失敗しない海外旅行術(2ページ目)

便利なキャッシングの罠とは？

ATMにも罠がいっぱい？

多くの国では、町のいたるところで「VISA」や「MASTER」などのロゴが書かれたATMを見つけることができます。これらのATMは、24時間いつでも現地の通貨でお金をおろすことができるので、たいへん便利です。

キャッシングというと、金利の心配をする人も多いでしょう。しかし、銀行で外貨に両替をする際にも手数料をとられることを考えると、その差はほとんどありません。とくに、改正貸金業法による上限金利引下げで20％を超える金利を払う必要がなくなるためにキャッシングのほうがむしろお得になるケースがでてくるでしょう。

その他にも、ATMにまつわるトラブルには要注意です。ATMにクレジットカードが吸い込まれたまま出てこなくなり、数日後に不正利用されてしまう、という事件も多発しています。こうした事件に巻き込まれないために、なるべく銀行内にあるATMを使ったり、夜間や人通りが少ない場所での利用は避けるなど、細心の注意を払わなければなりません。

また、海外でのキャッシングは一括払いではなく、自動的にリボルビング払いになってしまうのも難点です。リボルビング払いは返済期間が長いため、どうしても金利負担が大きくなってしまうからです。帰国したらなるべく早くカード会社に連絡をし、一括払いに切り替えてもらうようにしましょう（ただし、借りた金額が数万円以内の場合ですが・・）。