海外でのカード払いは慎重に!
海外旅行でカードを使うときにはご注意を! |
しかしその一方で、スキミングなどの被害にあう人も増えてきています。被害を防ぐために大切なことは、まず、「この店なら信用できる」と確信が持てる店でのみクレジットカードを使うこと。怪しい空気を感じたり、少しでも「もしかしたら……」と不安を抱くようなことがあったら、カード払いはあきらめて、必ず現金で支払うようにしましょう。消極的な方法に思えるかもしれませんが、慣れない旅先で自分の身を守るためには、少し慎重すぎるくらいがちょうどいいのです。
さらにクレジットカードで支払った場合には、利用控えを必ず持ち帰って保管することも重要です。明細が届いたら面倒がらずに一件一件照らし合わせて、不正利用がないかどうかをどうかしっかりとチェックしましょう。
チップの払いすぎに注意!
意外に知られていないことですが、レストランでのチップもクレジットカードで支払うことができます。食べ終わった後にウエイターが持ってくるクレジットカードの明細を見ると、一番下に「Tip」または「Gratitude(心づけ・謝意の意味)」と書かれている欄があります。ここに、自分が払いたいチップの金額(国や店によって異なりますが、一般的には10~20%程度)を記入し、さらに「TOTAL」と書かれている欄に合計金額を記入する、という仕組みです。
このときにありがちなのが、「チップを払いすぎてしまう」という失敗です。実は、観光地のレストランの中には、あらかじめ「Tip」「Gratitude」の欄に15~20%程度の金額を記入している店が多いのです。にもかかわらず、さらにチップの金額を記入してしまったり、現金でテーブルの上に置いてくる日本人観光客は多いのです。
かくいう私も、チップを二重に支払ってしまった苦い経験があります。日本人にとっては、なかなかなじめない習慣ですね。