「プリペイド(前払い)型」と「ポストペイ(後払い)型」がある!

電子マネーは精算方法から二つに分けることができます。事前に現金をチャージ(入金)しておく「プリペイド(前払い)型」と支払いは利用後という「ポストペイ(後払い)型」です。プリペイド型は、カードや携帯電話にあらかじめ金額をチャージしておくと、残金がなくなるまで支払いに利用できます。SuicaやEdyがプリペイド型の電子マネーの代表といえます。

「ポストペイ(後払い)型」は、クレジットカードと連携しており、クレジットカード同様に使った金額が後でまとめて請求されます。かざした瞬間はデータのやりとりだけで、クレジットカードと同じく利用明細と請求書が後で送られてきます。NTTドコモのiD、JCBのQUICPayなどがこのタイプです。プリペイド型とポストペイ型の違いを比較すると、どちらのタイプも現金を持ち歩かなくてよいのが大きな利点となっています。さらにキャッシュレスな手軽さに加え、約0.2秒という決済スピードの速さが一番の魅力といえるでしょう。

2012年度には6兆円市場に拡大か!

調査・コンサルティング会社のシード・プランニングは、2006年度の電子マネーによる決済規模は、ショッピング、交通を合わせて5400億円と推定していますが、2007年度にはこれが1兆8000億円と3倍以上に急増し、さらに2012年度には6兆6000億円まで拡大すると予想しています。

2007年は、電子マネー普及元年といわれ、首都圏私鉄でPASMOのサービスがスタートしたほか、セブン&Iグループのnanaco、イオングループのWAONの参入があって急速に伸びました。2008年以降も九州、北海道などでIC乗車券サービスがスタートするなど、全国的に導入が広がるため、さらに市場拡大が続くと見られています。

コンビニ、スーパー、タクシー、電車で使える電子マネー!

このように電子マネーが急速に普及している理由としては、その身近さがあります。電子マネーが対象とするのは、コンビニ、スーパー、タクシー、電車、バスの運賃など小額決済分野であり、日常的に利用するところです。利用者にとっては、何より身近なところであり、頼れるツールとなっています。それが強さの秘密といえます。たとえば、JR東日本の予測によれば、もうじきスイカとパスモを合わて、首都圏で3000万枚を超える電子マネーが首都圏で利用されるようになるといいます。

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