銀行のサービスも多様化 |
外貨預金と言えば… ソニー銀行
2000年から2001年にかけてネット専業銀行が次々と開業しました。各行とも、既存の銀行サービスとは一味違った独自のビジネスモデルを展開しつつ、数年経った現在、やっとビジネスが軌道に乗ってきた様子。
外貨預金、投資信託、カードローン・住宅ローン等、ネット専業銀行の中では取り扱う金融商品が最も充実しているのが、ソニー銀行。ガイド記事でもよく取り上げていますが、資産運用向けのサブバンクとしておすすめの銀行です。特に看板商品の外貨預金は、格安な為替手数料が人気で、大手銀行にも迫る勢いです。開業当初は米ドルとユーロのみの取り扱いでしたが、徐々に取り扱う通貨も増え、現在、米ドル・ユーロ以外に英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドルも取り扱っています。
年に数回行われる恒例の「外貨キャンペーン」期間中は、もともと格安の為替手数料がさらに値下げに!キャンペーン期間中は、米ドル・ユーロの為替手数料が片道10銭に、英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフランの為替手数料が片道30銭、香港ドルの為替手数料が片道6銭となります。また、指値手数料が通常10銭のところ、半額の原則1通貨単位あたり5銭(香港ドルは通常2銭のところ1銭)に。
ネット経由で24時間いつでも取引できますので、外貨預金に興味はあるけれど、忙しさや面倒ささを理由になかなか外貨預金を始めるきっかけが掴めなかった方は、こうしたキャンペーン時に思い切って始めてみては?
ソニー銀行は、外貨建て個人年金保険の取り扱いを始めたり、証券仲介業への参入を検討したりと、さらなる商品ラインナップの充実に向けて邁進中。ソニー銀行を始めとするネット系の新規参入行は、開業当初は認知度も低く、業績が低迷していた時期もありますが、ネットユーザの増加に伴い、徐々にそのビジネスモデルが受け入れられつつあります。
今後、ポータルサイト運営企業の銀行業参入や都銀等のネットバンキングが充実してくる中、ネット専業銀行が生き残りをかけて繰り出す様々な新サービス情報には敏感に!使えるサービスはどんどん使っていきましょう。
ソニー銀行
顧客ニーズに素早く対応!ネットで株式取引… 新生銀行
ネット専業銀行というわけではありませんが、ネット取引の充実・各種手数料の無料化等にいち早く取り組み、都銀等と一線を画したサービスを提供している新生銀行。前身の日本長期信用銀行は1998年10月に経営破たんし一時国有化。その後、リップルウッド・ホールディングス(米国)を中心とする外資系ファンドに営業譲渡され「新生銀行」として再スタートしました。2004年2月には、東京証券取引所第一部に再上場を果たしています。
ガイド記事やメルマガでも頻繁に取り上げていますが、新生銀行と言えば、ATM利用手数料無料・ネット振込手数料無料(回数制限あり)の総合口座「PowerFlex」が有名ですね。ガイドも、この無料サービスの恩恵をちゃっかり受けています。