銀行・郵便局/ゆうちょ銀行の取扱い商品

郵便局で何ができるの?(2ページ目)

郵便局って、いったい何屋さん? 郵便物を出したり、切手やハガキが買えたり、ATMがあって貯金もできる、保険にも入れる…。実は郵便局は「代理店」なのです。?? 郵便局の仕組みと、できることを紹介します。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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郵便局株式会社は、商品やサービスの窓口に

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郵便局で何をするかにより、どの郵便局にいくかを決める。
先に、それぞれの株式会社がどんなことをしているかを確認しておきましょう。

●郵便事業株式会社は、郵便、切手、はがき、ゆうパックなどを取り扱っています。
●株式会社ゆうちょ銀行は、貯金、投資信託などを取り扱っています。
●株式会社かんぽ生命保険は、終身保険、養老保険などを取り扱っています。

グループ内の上の3つの会社から委託された商品やサービスを提供するのが、郵便局株式会社。つまり代理店であり窓口であるわけです。だから郵便局では、郵便を出したり、貯金をしたり、保険に入ったり、できるわけですね。さらに3つの会社の商品やサービス以外にも、暮らしに役立つ商品やサービス、例えば、全国各地の季節の味やふるさとの味を産地直送で届ける「ふるさと小包」なども取り扱っています。

そして、これら4つの株式会社(郵便事業、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、郵便局)の全体を取りまとめるのが、日本郵政株式会社です。

なんだ、民営化されて組織は変わったけれど、郵便局でできることの中身は以前とほとんど一緒じゃないか、と思った方も多いことでしょう。

郵便局ごとに商品やサービスに違いが

民営化と分社化にともなって、商品やサービスの見直しと変更が行なわれました。また、国の後ろ盾がなくなり、民間の銀行や保険会社などと競い合うことになったため、新しい商品やサービスの提供も始まっています。これらすべてを郵便局の社員がこなすことは大変なため、郵便局によって、取り扱わない商品もあります。

取扱い商品をチェックしてから郵便局へ

例えば、ゆうちょ銀行では、民営化にともない全国で直営店舗を展開するようになりました。郵便局の中に設置されていますが、その部分は「ゆうちょ銀行」の店舗であり、対応してくれるのも「ゆうちょ銀行」の行員です。民営化後に、ひとつの郵便局内がいくつかに仕切られているのに気がついた方もいることでしょう。一般の利用者にはわかりにくいのですが、郵便局とゆうちょ銀行が併設されているわけです。ひとつの建物の中に、ふたつの会社が入っていて、それぞれの社員が働いているのです。

中には、ゆうちょ銀行が併設されていない郵便局もあります。その場合も、ゆうちょ銀行の代理業務として、郵便局では貯金を取り扱っています。

こういう仕組みなので、ゆうちょ銀行の貯金以外のサービス、例えば投資信託の購入などを検討している場合は、投資信託を取り扱っていることを確認してから行くのが正解です。

郵便局では保険にも入れますが、保険の種類によっては取り扱っていない局もあります。やはり事前にチェックした方がいいでしょう。

つまり郵便局では、いろいろな商品を扱っていますが、どこの郵便局でも何でも利用できるわけではありません。

グループの4つの会社とりまとめている日本郵政株式会社のサイトでは、場所やサービスで郵便局を検索することができます。→郵便局・ATM をさがす・日本郵政

まずは、自宅から最寄りの郵便局でなにができるか、ちょっとのぞいてみませんか?
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