資産運用/資産運用をするときの鉄則

運用の理論を学ぶ 人生の期待収益率を知る(2ページ目)

ゴールのないマラソンはないし、ホームベースのない野球ではゲームになりません。何ごとにも目標がいちばん大事!資産運用のゴールは自分の人生の期待収益率です。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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あなたの期待収益率を計算する方法

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「金持ち父さん」は日本人に新しいお金のコンセプトを持ち込んだ。ただし、投資プランに関しては日本と米国の投資環境の違いを理解する必要がある!
60歳時に4,000万円の資産を作ることが、今回の例題のゴールです。この人の年齢が40歳だとして、スタート地点の40歳時の金融資産保有額が900万円だと仮定します。また40歳から老後のために60歳まで毎年36万円ずつ積み立てること(毎月3万円の積み立て)ができるとします。これが運用のスタートです。

元金の900万に毎年36万円を積み増して20年後に4,000万円にするためには、5.68%の運用が必要になります。この人の期待収益率は5.68%となります。このようにして、資産運用や投資を始めるときには、必ず目標としての期待収益率を決めてからその方法を検討してください。投資方法を決めるのは、期待収益率なのです。

「金持ち父さん」のロバート・キヨサキさんは著書の中で「投資とはプランである」と言い切っています。プランのない資産運用は、ギャンブルに過ぎないかもしれません。まずは、自分の人生の期待収益率を知ることが運用の始まりです。

なお複利計算はファイナンシャル・プランナー等に依頼してください。念のため、先ほどの計算式は次の通りです。
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最初の900万円とその後毎年36万円ずつを積み立てて、合わせて5.68%で20年間運用すると、その結果は約4,000万円になる
運用のスタートは期待収益率を持つことであることをご説明しました。期待収益率を達成する運用方法は、今後の記事でテーマとさせてもらいます。

【関連記事】資産運用の理論を学ぼう Vol.5現在価値と将来価値

このむずかしい複利計算を一瞬でできる金融電卓という計算機があります。アメリカのファイナンシャルプランナーなら誰でも持っていますが、日本には無料で使えるこんなサイトがあります。

【関連サイト】モーニングスターの金融電卓

それでは・・・また次回をお楽しみに!
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