資産運用/資産運用するときの金融商品

もうかる生命保険なら・・・これ!(3ページ目)

資産形成の役立つ保険商品に、変額保険があります。いろいろな誤解がありますが、分散投資の体験版としては非常に身近な商品です。資産運用する人のための、変額保険の選び方を解説します。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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ドル建て生命保険の予定利率は3%超

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為替リスクといっても恐れるに足らず!しょせんは通貨の交換比率なので、分散していれば損も得もしないのです。

外国の債券や株式に投資すると聞くと、とたんに怖がる人がおりますが、世界分散投資は今の日本人には必須のリスク対策です。世界経済はますます統合が進んでおり、国内資産にこだわることはかえって孤立を深めることになります。また、海外資産というと、「為替リスクがあるじゃない!」と叫ぶ人もおりますが、何もしないで円だけで持っていることは、為替リスクを集中して保有していることになります。

円安になれば、自然と円による購買力が低下するわけですから・・・。為替リスクを意識するなら、なおさら海外資産を組み合わせて、さまざまな国や通貨に投資をしておくべきでしょう。それは通貨の分散です。

その意味では、変額保険で海外債券や海外株式にも投資をすることには、通貨の分散という副次的な効果もあります。

通貨の分散というならば、外貨建ての死亡保険という手もあります。今では、ドル建てだけでなく、ユーロ建ても選択できます。

外貨建ての保険商品では、保険料は外国の債券で運用されて、アメリカやヨーロッパの高い利回りを享受できます。それでも、株を含んでいないので、せいぜい3~4%台の増え方です(外貨ベースで)。円貨で受け取るときに、円安に動けば収益はさらに膨らみますが、円高になったときには円貨で元本割れの危険があります。株を含んでいないということは、為替損をこうむったらそれを挽回する手立ては他にないということです。

保険商品は何か特別な資産ではあるわけでなく、やはり株式や債券の運用の延長線上にある資産であることをご理解ください。

株や債券は、金融ビッグバン以前には、庶民には遠い世界でしたから、保険商品しかなかったといえますが、今では豊富な投資信託を通じていろいろな関わり方が少額からできるようになっています。

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