資産運用/資産運用をするときの鉄則

大投資家の名言 バフェットVol. 2(2ページ目)

78歳のバフェットが、世界一の投資家として注目を集めています。なぜなら金融危機の中で彼が「最後の買い手」として資金供給しているからです。彼の発言とその真意は・・・?私達はそこから何を学べるか?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

  • Comment Page Icon

いまや「最後の買い手」となったバフェット

新賢明なる投資家 上
本書はバフェットの義理の娘メアリー・バフェットとデビッド・クラークがバフェットの125の語録の紹介しながら、バフェット流投資の奥義を伝えている。
収縮する金融市場では流通する現金が極端に細ります。だから、割安になった証券や企業を買いたくても買えません。そんな時ですから、銀行はもちろん貸してくれません。金詰りで身動きが取れなくなるのです。

そこで救世主のように登場する「オマハの賢人」バフェットは、優良企業に次々と出資をしていきました。2008年秋に話題に上った投資額だけでも127億ドル(約1兆3,000億円)!

ゼネラル・エレクトリック(GE)へ30億ドル
ゴールドマン・サックスへ50億ドル
バルチモア・コンステレイション・エナジーに47億ドル

世界的な金詰りのなかでバフェットが「最後の買い手」と言われるゆえんです。

最後に生き残ったシンプルな投資術

今回の危機で痛感されることは、複雑な金融派生商品がいかに有害なものであったかということです。市場を信じて自由な競争に任せていたところが、ウォール街はとんでもない不公正な市場を作ってしまったわけです。

私は次のような基本が改めて重要な原則であることを痛感しています。

・理解できないものには投資しない
・借金をしないで余裕のある自己資金だけを投資する
・短期的な値上がりよりも長期的な成長を求める
・メジャーな資産を割安に買う

次のページで、もう一つ味わい深いバフェットのひと言をご紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます