資産運用/資産運用をするときの鉄則

大投資家の名言 バフェットVol. 2

78歳のバフェットが、世界一の投資家として注目を集めています。なぜなら金融危機の中で彼が「最後の買い手」として資金供給しているからです。彼の発言とその真意は・・・?私達はそこから何を学べるか?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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世界が金融恐慌の予感のおびえる中で、世界一の大投資家ウオーレン・バフェットさんの言動に注目が集まっています。

金融危機は経済的なパールハーバーだ!

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ハワイのパールハーバーは、アメリカ優位の世界構造が大戦後に生まれる起点でもあった。
2008年の金融市場の混乱をバフェットは”an economic Pearl Harbor”と名付けました。

経済的なパールハーバーとは・・・いったい何を意味しているのでしょう。
パールハーバーとは、もちろん1941年の真珠湾攻撃のことで、日本海軍が日曜日のハワイオアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して行った奇襲攻撃です。

油断していたアメリカ軍は大きな損害をこうむり貴重な戦闘能力を喪失。世界史的には、この攻撃によって第二次世界大戦は地球規模の戦争へと拡大したのです。

日本軍による本土攻撃の恐怖を感じるほどにアメリカ人にショックを与えた戦闘でしたが、その後再建されたアメリカ軍は、逆に日本に本土攻撃を加えて、原爆投下により無条件降伏を引き出し、戦後の新しい世界構造の中で覇権を握るようになります。

つまり、バフェットが「パールハーバー」というたとえで表現している危機の様相は次のようなものであったと想像できます。

・奇襲的な危機であった
・地球規模の混乱のキッカケとなった
・次のステップに進むために乗り越えられるべき障害であった
・アメリカはもう一度覇権を手中にする

この金融危機の中で、バフェットは何をしたのでしょう。詳しくは次のページで
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