資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

資産運用は家康タイプが最後に笑う(2ページ目)

戦国の3大武将を例にして資産運用のスタンスを考えてみました。あなたは信長タイプ?秀吉タイプ?長期投資を目指すなら家康タイプを私はおススメします。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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周囲の人材の活用

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家康は自分の感情を抑えて戦略的な思考を心がけていた。
信長は孤高の人でした。彼独自の奇抜な発想は身内の意表をつくほどに意外なことばかりでした。その後を継いだ秀吉は、まだ陽気なリーダーでしたが、自分の後継者問題についてはひとりよがりな点もあり感情的な対応を抑えられませんでした。彼らに比べて家康は、冷静で自律的でした。

家康は自分の感情を抑えて周囲の人材を取り立てて、組織的な意思決定を行う習慣を植え付けていったのです。現代の資産運用に置き換えれば、有用な専門家の活用という策につながるかもしれません。

リスクマネジメント

主観的、感情的な判断を好む人間臭い信長、秀吉に対して、希望的観測を排除するクールな家康を冷酷非情と感じる人もいるかもしれません。

確かに、家康は軽はずみな判断を嫌い、確率の低いラッキーに期待しませんでした。むしろ、最悪の場合での失敗しないリスク・マネジメントを行っていたのです。

予測がはずれたときに何が起こり、そして絶対に避けなければならないことは何か?常にリスクを意識していた武将といえそうです。それこそ、セルフ・コントロールのできる知将といわれるゆえんです。

学ぶ人

事実、家康流の経営は大成功しました。家康の築いた江戸幕府はその後264年の長きにわたって日本を支配してきたのです。家康亡き後も、徳川家の将軍が15代も続き平和な時代を守ることができたからです。それに比べ、信長の天下は7年、秀吉は16年といずれも一世代で絶えてしまいました。

ある意味で、家康は信長、秀吉の失敗や欠点に学び、そこから時代に適した行動を選択していった賢人ともいえます。

さあ、私たちは偉人たちの歴史から何を学ぶことができるでしょうか?

穏やかで安らかな投資を目指すなら、私は家康タイプが理想像に近いと思います。

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