鳴くまで待とうホトトギス
戦国の混乱から200年の太平の世を築いた家康だが、信長や秀吉に比べると元来、小心だったのではないかという説もある。 |
織田信長は「鳴かぬなら 殺してしまえホトトギス」
豊臣秀吉は「鳴かぬなら 鳴かせてみせようホトトギス」
徳川家康は「鳴かぬなら 鳴くまで待とうホトトギス」
キーワードに置き換えれば、機敏な判断力の信長、要領と努力の秀吉、そして忍耐と戦略の家康といえそうです。
この3人が現代の投資家であったら、どんな投資スタイルが似合うのでしょう?
信長なら果敢に攻めて損切りもちゅうちょないデイトレーダーでしょうか、秀吉は巧みに割安株を攻略するスイングトレーダーかもしれません。そして、家康はじっくりと陣を張る長期投資家となっているでしょう。
私なら家康タイプをおススメします。さて、そのワケは・・・
家康流とは・・・長期的な展望
秀吉の晩年の頃から圧倒的な政治力を持っていた家康ですが、そこから徳川時代へと塗り替えるのにまったく急いで事を運びませんでした。秀吉が亡くなってから、関が原の合戦、大阪冬の陣、大阪夏の陣と、実に17年をかけて豊臣家の滅亡を戦略的に進めたのです。結果としては、この慎重さが徳川家の長期政権を磐石なものにしたといえます。短期的な結果に一喜一憂しない姿勢は、現代の投資家にもっとも必要なスタンスです。
家康タイプをおススメする第2、第3の理由とは・・・?次のページで!