企業年金・401k/401k個人型のはじめ方・選び方

401k裏技活用 45歳からでも1000万円を作れる!?(2ページ目)

若いうちからコツコツはじめるのが王道の「個人型401k」を活用して、年金受給者になるまでの最後の15年で、老後資金を1000万円積み立てる方法をご紹介。45歳から15年で1000万円が準備できるのです!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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個人型401kの「普通の」活用法は「長く、こつこつ」

個人型401kの活用方法として一般的に言われているのは、従来の国の年金制度や企業年金制度では、老後の準備が不足している可能性が高い人たちを対象に、自助努力で老後資金準備をはかる、というものです。

国の厚生年金の水準が高い、あるいは企業年金が充実している企業と比べると、老後に受けられる年金額は、毎月10万円以上差がつくことも珍しくありません。仮に25年くらい老後の期間を見積もると、3000万円も受取額に違いがでることになります。

個人型401kの王道的活用法としては、
  1. できるだけ早く、若いうちから加入し、20年~30年といった積立を行う
  2. 金額は少なくてもよいのでこつこつ継続的に積み立てる
という考え方があげられます。

たとえば、毎月2万円の積立でも、35年間休まず続け、期間中実質3%の金利がつけば、最終金額は約1400万円にもなります。仮に毎月1万円だったとしても約700万円になりますので、いかに「長く、こつこつ」が重要かが分かります。

また、資産運用については、長期で運用できることを生かし、マーケットの成長を活用する運用がすすめられています。たとえば、株式を組み込んだ投資信託を一定割合以上組み込むようなパターンです。

日本版401kでは、「自分の老後のために積み立てた掛金分、所得控除が受けられ税金が下がる」うえ、「運用で得られた売却益・配当等は非課税」というメリットがありますので、資産運用を行うのでしたら、通常の余裕資金で行うよりぐっとお得ということになります。

とはいえ、難しいのは「中途で引き出しが原則認められない」というデメリットもあること。あまり高額な積立を毎月やっていて、手元資金不足に悩むようでは困りますので、慎重に毎月の積立額を決めなくてはなりません。

正直いって、若いうちからこつこつ続けることは難しいかもしれません。それに「私はもう若くない!」という人にとってこうしたアドバイスは役立ちません。こうした人には個人型401kのよい活用方法はないのでしょうか?
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