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超危険!フリーターの将来設計!(2ページ目)

フリーター人口が10年前と比べると2倍、417万人もいるそうです。確かにフリーターも生き方のひとつ。しかし、フリーターの将来はこんなにシビア! それでもあなた、フリーターでいいの?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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1)仕事の切れ目が収入の切れ目!

 まず、フリーターの場合、仕事を失うと収入も失う、ということがあげられます。会社員も会社が倒産したりクビになれば収入を失うわけですが、会社員には雇用保険(いわゆる失業保険)があり、食いつなぎながら次の仕事を探すこともできます。会社の都合で辞めただけでなく、自己都合で辞めたときにも期間は短いですが失業保険が受けられます。

 フリーターの場合、仕事を辞めたら、最後の給料が出てから次の仕事の給料をもらえるまでのあいだ、生活していけるだけの貯金が必要です。しかし多くのフリーターはそうした余裕がないのも現状です。つまり、仕事を続けることが生活の生命線になってしまうわけです。

 次の仕事をみつけても、給料が出るのは翌月ですから、それまでがまた大変。急場しのぎに、と思ってキャッシングをしてしまって借金がふくらむのもよくある話。注意が必要です。
(参考→AllAboutJapan「お金を借りる・返す」


2)収入を上げていくことが難しい

 また、フリーターでは、自分の稼ぎを増やしていくことが難しいでしょう。同じ仕事をしている限り、基本的に収入は同じです。年を取るに従って自動的に年齢給が増えることはありません(最近の会社では年齢でなく実績で給料が決まる例が多くなっていますが)。ほとんどのフリーターの契約ではボーナスはありませんし、実績に連動した昇給なども期待は薄いでしょう。

 フリーターとしての仕事の期間をキャリアとして位置づけ、次の仕事の収入を増やすことも難しいのが悩みです。転職のたびに自分のキャリアを高く売って、年収を100万円アップさせる、といったキャリアアップはフリーターを続けている限り難しいでしょう。会社員の平均的な年収は600万円弱です。最終的な年収が1,000万円や2,000万円に達する将来を、フリーターでイメージできるでしょうか。
(参考→AllAboutJapan「ビジネス・キャリア チャネル」

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