キャリアアップ、本気出して考えてみる!
今、年齢が35歳以下で、年収が600万円以下の人は、自分のキャリアについてじっくり考えてみてください。自分自身の能力と今の自分の年収とのバランス、自分自身の能力の今後の伸びしろ、自分の年収の伸びしろ(今の会社で)を整理してみましょう。たとえば、今の会社にいてもこの先数十年年収もあまり伸びなさそうだなと感じており、今の会社から学べることはもうほとんどなさそうだと感じつつあり、かつ自分の能力は今の自分の年収に見合ってないと感じている人は、ためらわず転職情報誌をチェックしてみたほうがいいでしょう。会社に勤めながら次の仕事を探すのはちっとも悪いことではありませんので、次がみつかってから辞めるようにすればいいのです。
実際には他社の状況を調べたり、自分のスキルを相対化しなければこうした判断はできません。転職するにせよしないにせよ、自分のキャリアアップについて考えてみることは自分のスキルを伸ばしたりするのに効果的です(私の例でも転職を決意した最後の1年は仕事の成績もよく自分のスキルも大きく伸びた期間だったと感じます)。転職紹介のサイトなんかにも一度登録して調べてみるといいでしょう(繰り返しですが会社に悪気を感じる必要はありません!)。
自分の能力がまだまだだと気づいた人は、スキルアップの方法を考えてみましょう。今の仕事をもっと真剣に取り組むことで得られるスキルもあるでしょう。今まで避けていた仕事(たとえば企画書作成とか)と向き合うことで自分のスキルを高めていく方法もあります。人によっては資格の取得が役立つこともあるでしょう(ちなみに私の場合、誰に指示されたわけでもないのに企画書を書いてみたり、FPの資格取得したことが今になっていいスキルアップになったと思います)。
もちろん、キャリアアップをチャレンジして必ず成功するとは限りません。しかし、チャレンジしなければ結果が出ることはほとんどありません。また、チャレンジがしやすいのは若いうちであることは間違いありません。結婚したり、子がいたり、住宅ローンがあったり、親の介護の問題があったりすると、チャレンジより安定した収入を望むようになってしまうからです。
今のうちにチャレンジしておかないと、これからの時代、「同じ仕事では何歳になっても同じ年収」という時代です。「自分の年収を増やすのは自分のがんばりでしかない」ということを深く心に刻んでおきたいものです。
もちろん、社内でがんばっていくのも立派なキャリアアップですし、外に飛び出すのも立派なキャリアアップ。「年収600万円」を実現し、それ以上稼げれるようにチャレンジしてみてください。
[ちなみに……]
1つの仕事で年収600万円を実現しなくても「副業」で稼ぐという方法もあります。「週末起業」を考えてみるのもひとつの方法です。ただし、キャリアアップが大変なのと同じく、副業で稼ぐのも大変であることは変わりません。
→次は「共稼ぎによる年収アップ」を考えてみます