まとめ~パニックを経験して「オトナの投資家」に近づこう
今回、損失を被った人は、これをよい経験として今後の資産形成に役立ててほしいと思います。「もう株はこりごりだ」などと言わずに、自分を見つめ直してほしいと思います。きっと、今回の経験は今後の運用にプラスになるはずです。個人投資家だから、あるいは初心者だからといって株式相場で何か優遇されることはありません。プロの投資家と同じ条件で運用をしていかなければなりません。そのとき、自分を守ってくれるのは自分の運用知識や判断だけなのです。
投資家として成長していくためには「儲け」を得ることと「損」をすることの両方が大切です。市場で100戦100勝は無理ですから、失敗という経験は大切ですし、宝になるわけです。つまりあなたは損失経験を通じて一歩「オトナの投資家」に近づいたというわけです。
書籍で運用知識を学ぶことはとても大切です。しかしそれ以上に大切なのは本には書かれていない実際の経験です。自分自身が悩んだり葛藤した経験が運用には必要なのです。そうした貴重な経験を今回は得られたと思ってください。
ライブドアショックで始めて「運用」の怖さ(とおもしろさ)を知ったあなたは「7つの反省」を振り返ってみて、また運用の世界にチャレンジしてほしいと思います。