反省6●運用資産に占める株式比率が高すぎた!
そもそも資産運用における投資対象は国内の株式だけではありません。債券もありますし、外国を対象に含めることもできます。最近では不動産なども投資信託により投資対象となります。国内の株式ばかり購入していると、国内の株価だけにあなたの資産の値動きが左右されます。一般には(1)国内の株式、(2)国内の債券、(3)外国の株式、(4)外国の債券、をリスク資産の大きな投資対象として意識します。これに(5)その他の資産として不動産投信(REIT)などを加えれば、リスク資産の運用先は5つに分けられるわけです。
これら5つの運用対象はすべて同時に値下がりすることはほとんどありません。つまり、組み合わせて保有しておけば、国内株式市場の急落などにも耐えられる運用ができるようになります。
もし、先週パニックになったあなたの運用資産が100%国内株式で運用されていたのであれば、これを機に見直しをしてみてはどうでしょうか。メインの運用先は国内株式でかまわないと思いますが、何割かを振り分けるだけでずいぶん変わってきます。特に債券やその他の資産での運用を組みあわせておくと、株式とは異なった値動きをしますので、急激に株価が下がったときに、資産全体ではそれほど値下がりしなくてすむ、という効果が期待できます。運用といえば株だけしか考えていなかった人は、反省してみてください。
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