ボーナスの使い方で人生を変えられる?
10万円で人生を変える! |
しかし、ボーナスの使い方についてじっくり考えたことはありますか? この場合の「じっくり」というのは「●●を買おう」とか「いや、▲▲のほうが同機能で1万円安い」といった吟味ではありません。あなたの人生に関わってくるようなレベルの「じっくり」です。
いきなりこんなことを言っても、「ボーナスの使い方が人生に影響するなんて大げさな!」と思う人がほとんどでしょう。しかし、ボーナスの使い道で人生がぐぐっと変わってくることはありえるのです。ボーナスの使い方ひとつで世界を見る目が広がったり、人生に向き合う姿勢に余裕ができるかもしれません。だとしたら、買い物のことばかり考えている場合ではありません。予算は10万円でもかまいません。さあ、始めましょう!
ボーナス10万円で「投資家」として会社の上に立とう!
あなたは株式や投資信託を買ったことがあるでしょうか。もし、まだ未体験であればこのボーナスでチャレンジしてみてほしいと思います。予算は大いに超したことはないですが、10万円もあれば十分です。ボーナスの金額にもよりますが、10万円ほどの予算ならなんとか出せるのではないでしょうか。もし予算がない人は1万円でもかまいません。とにかく、少しでもいいからチャレンジすることが必要なのです。ボーナスをきっかけにして、人生を変える買い物、それは「投資」です。今回のボーナスから少しでも投資をしてほしいと思います。なぜなら、投資をすることで私たちの知っている世界は大きく変化してくるからです。
私たちは社会とどう関わっているか考えたことがあるでしょうか。仕事をしている人は「会社員(労働者)」として社会に関わっています。日々働きその報酬を受け取ります。半期ごとの目標を上司に提出し、ボーナスごとに人事評価を受けたりします。「会社に使われる立場」です。
あるいは「消費者」としての関わりがあります。毎月の生活に必要なモノを購入する立場です。給料や賞与を振り向けて食費や住居費、交際費などを捻出します。できるだけ安くていい物を買おうと悩んだり、ときどき質のいい高い買い物をしようか検討したりします。誰でも「消費者」としての面は持っています。要するに「会社からモノを買う立場」です。
会社員としても消費者としても、私たちは会社に従う位置にいます。もちろん勤める会社は自由に選べますし、買い物も自由にお店やメーカーを選んでいます。しかし、どこかの会社に勤め、どこかの会社の商品を買うことには変わりありません。
そこで、今回のボーナスで「投資家」として、今までにない形の社会との接点を作ってみてはいかがでしょうか。あるいは「オーナー」といってもいいかもしれません。あなたが「投資家」としてお金を投じれば、あなたのお金で会社は事業を営んでいくことになります。つまり立場が一変します。あなたは「会社に資金を提供する立場」になるのです。つまり「会社はあなたから資金を受ける立場」ということですから、あなたのほうが会社の上に立てることになるのです。
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