(理由その1)インフレに負けずにお金を増やせる方法だから
インフレの足音がじわり近づいてきています。食べ物の値段が徐々に上がり始めています。土地の値段はすでに上昇をスタートさせているとみられますし、株価も(ここしばらくは調整しているとはいえ)もっとも最悪の時期から比べればまだ50%以上高い水準まで上がっています。考えてみれば安くなったとはいえガソリン代もかつては1リットル100円を切っていたのが120円以上というわけでかなり上がっているといえます。物の値段が上がることをインフレといいます。長い目で見ると、世の中はインフレしていくとされています。インフレになったとき、お金をタンス預金していてもまったく追いつきません。むしろどんどんお金の価値は下がっていきます。たとえば、1977年の大卒初任給は平均で10.1万円でした。30年たった2007年の初任給は19.88万円だそうです(賃金構造基本統計より)。だいたい2倍になっています。簡単にいえば、30年前に10万円をタンスの奥に隠しておいたとして(当時は新人の1カ月分の給料に相当)、今日発見したとしたら、当時の価値は半分に下がってしまった(今では新人の半月分の給料にしかならない)ということです。
長い目でお金を管理していくのであれば、少なくとも銀行に預けておかなければなりません。銀行に預けておけば利息がついてインフレに少しは追いつくからです。しかし、銀行だけでは少し足りません。特にインフレスタート時点では金利は遅れて上昇するので、株式等でのチャレンジが有効になってくるとされています。
20~30代はほとんどインフレ未体験といえます(消費税にもとづく値上げは経験していますが)。インフレを少し意識して投資を考えてみてはどうでしょうか。せっかくお金を貯めていても、どんどん目減りしていくのは悲しいものですよ。
→(理由その2)同じお金を少なく準備できる方法だから