男性FPが婚活に一言!? |
「婚活」とか「草食系」とか「王子」とか……
最近は「婚活」がひとつの流行語になっているようです。結婚を希望する男女が結婚のための活動をすることで、就職活動を「就活」と呼ぶように、「婚活」と呼ぶわけです。山田昌弘先生と白河桃子さんの共著『「婚活」時代』がそのきっかけと言われていますが、現実としての晩婚化、未婚化の問題について研究・取材していた中で出てきたキーワードの一つのようです。
「婚活」には、出会いのための活動としてのいろいろな活動、交際から結婚に至るまでのテクニック指南、社会的な背景の分析などがありますが、一般にニュースになるのは、結婚情報サービス、親同士の代理見合い、花嫁(花婿)学校やネット交際など、出会いに関する話題が中心のようです。
婚姻率の低下、晩婚化の進行、少子化の進展、といったニュースを日頃聞いていると「婚活」は良いことのように思われます。そして、それをビジネスにしている(あるいはしようと目論んでいる)企業も少なくないようです。
また、「婚活」に関連するキーワードとして「草食系男子」とか「王子」というキーワードも良く言われます。控えめでおとなしい男性が増えており、それがまた婚姻率の低下の一因だというわけです。こうした男性は自ら積極的に婚活に踏み出さないといけないのだ、などと説かれます(あるいは女性がこうした男子を捕まえることの重要性などが指摘されます!)。
逆に、結婚願望を持って積極的に婚活に励む女性や、積極的にガールハントをするような男性を称して「肉食系」などと言われていたりします。
AllAboutの人気記事ランキングでも「婚活」は流行のようでしょっちゅう上位に入っています。
しかしどうも、男性および同世代の目線でみていると、一抹の心地悪さを感じずにはいられません。また、FP目線で見ていても、何やら危ういものを感じざるをえません。
そこで今回は、あえて挑発的に『「婚活」とやらに男として言ってみたい』ことを書いてみたいと思います。
(目次)
女性の方へ…独身男性が居心地が良い理由を知っていますか?
男性の方へ…30代独身、草食系男性はこんな風潮におびえてはいけない!
→次ページは男性FPから婚活女性への一言。