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家計の固定費を減らし、変動費化する(2ページ目)

生活の中の固定費が多いと、収入の変動や生活環境の変化などに対応できませんが、それらを変動費化できれば、生活状況に合わせて対応させることができます

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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重くのしかかる固定費を減らす


<引っ越す>
賃貸に住んでいる人は、家賃の安いところに引っ越す。住宅ローン返済が重ければ、残債が残らないなら思い切って売却する。人に貸してローン返済額以上の賃料収入が見込めるなら賃貸に出す。

<学資保険を解約する>
公立の学校なら学費も抑えられますし、子供の成長は学校や試験勉強では決まらないですから。子供のために積み立てるくらいなら、親がもっと稼げるようになることにお金を使ってはいかがでしょうか。

<生命保険を見直す>
子供が生まれると生命保険に入りますが、本当に必要な保障金額以上の保険をかけている人は意外に多いものです。友人のファイナンシャルプランナーは、家計相談に来るほとんどの人が無駄な保険料を払っていると言っていました。たとえば住宅ローンで団信に入っているのに生命保険を見直していないとか。

<自動車を売る、買い換える>
都市部に住んでいるならバイクで十分です。地方は車がなくては生活できませんから、買い換える。自動車ローンがある人も売って中古の軽自動車に買い換えましょう。10万円以下で買える中古車はザラにあります。私の友人は5人家族ですが、アトレーワゴンに買い換えました(本当は4人乗りですが・笑)。私もこれで投資資金を作りました。

<通信費を見直す>
今やネットのプロバイダ料金も大きく下がりました。ADSLなら月5千円もあれば十分です。電話料金も月980円などの定額固定が増えましたし、パソコンを持っている人同士なら、固定電話ではなくスカイプでも十分な通話が可能です。


いかがでしょうか。固定費を減らして余力を作るとはいえ、結局は生活の中で何を優先順位として考えているかによって決まります。飲食など他の費用を切りつめて貯金可能であれば、上記まで手をつけなくてもいいかもしれません。

でも、「そんなの無理」「現実的でない」と考えるのは、「自分には創意工夫の能力がありません」「自分は問題解決能力が低いんです」と言っているようなもの。節約は創意工夫ですから、ぜひいろいろトライしてみましょう。
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