お金持ちと貧乏はなぜ差がつくのか |
なぜ金持ちは有利か
昨今のような不動産不況の時は、投資用不動産を買おうとしても銀行がお金を貸してくれないですから、資金力のない貧乏人は不動産を買えません。しかし金持ちは現金で安く買いたたくことができ、高い利回りが実現できます。ここでも良い物件を安く買えるのはお金持ちです。貧乏人でもお金を借りられるのは不動産の好況時ですが、そのときは不動産価格が高いので、利回りは低いのが通常です。そしてこの時お金持ちの人たちは、不況時に安く買った不動産を、高値で売却するのです。
FXや商品先物取引、日経225先物取引でも同じ。市場が暴落してマージンコールが出たとき、貧乏人は追い証(追加の証拠金)に堪えきれず、全部失います。しかし金持ちは追い証を入れてしのげるので、市場がまた回復するのを待って、利益を出すことができます。あるいは損が出ても最小限に抑えられる。結局は資金力勝負になってしまうのです。
どうやってお金持ちの山に登るか
ですから、いかに早くお金持ちの山に登るかが重要です。そこでモノを言うのは、ノウハウではなく、「考え方」。なぜなら、自分の行動や意志決定を支配しているのは「考え方」だからです。どんなにテクニックやノウハウを学んでも、考え方が変わらなければ意志決定は変わりません。意志決定が変わらなければ、結果も変わらない。たとえば、「安いときに買え」というのは、相場では当たり前です。でも、今、いったいどれだけの人が金融商品を買えるでしょうか。どんなに役立つノウハウやテクニックが存在しても、変わらない人は変わらないのです。
では、考え方を変えるにはどうするか?一つの方法は、強制的にお金持ちの環境下に身を置くこと、あるいはそういう環境を意識してつくることです。最も簡単な方法は、お金持ちになるための教材を繰り返し学んでインプットすることです。
そんな教材は世の中に溢れています。たとえば僕のお薦めは、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん」シリーズです。どの著作にも同じようなことが繰り返し書かれていますし、オーディオ教材も似たような内容です。でもそれでいいんです。それこそが著者である彼の狙いだと僕には映るからです。
つまり大事なことだから繰り返し主張している。脳にしっかりインプットしてもらうために、あえて同じことを、違う事例を使って繰り返し何度も述べている。そう彼が考えているからだと思います。
おススメ教材
特に僕のお薦めは、1、「金持ち父さん貧乏父さん」(筑摩書房)
2、「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」(筑摩書房)
3、「金持ち父さんのファイナンシャルインテリジェンス」オーディオ
です。
本を何度も読み、オーディオ教材を何度も聞くことで、その内容があたかも自分の考えのように、僕たちの思考回路と融合していきます。彼の教えが自分の考えになったら、行動も彼と同じになります。そうすれば、お金持ちへの道はすぐそこです。
もし僕の著作や本コラムに書いてあることが、ロバート・キヨサキ氏の主張と似ているところがあったなら、きっと僕の脳へのインストール作業がうまくいっているということです。僕は「3」のオーディオを、車でドライブしながら何十回と聴きました。
もちろん、自分の価値観に合う、合わないはあると思います。しかし、成功本を批判する人が永遠に成功しないメカニズムは、あら探しに一生懸命で、成功者の思考をインストールしようとしないからではないでしょうか。
なんとなく抽象的な話に聞こえるかもしれませんが、これは本当に効果があるので、ぜひ試してみてください。