マンホールからドラマのロケ地まで 逸話満載のスポット巡り
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旧加賀藩前田家が明治時代、天皇の行幸にあわせて整備した庭園『懐徳館』。現在は東大の迎賓館として使われています |
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『理学部2号館』の外壁。よくみるとダーク系ながらさまざまな色のタイルが使われています |
さぁ、赤門をあとにしていよいよキャンパスの中へ。「今でこそレトロモダンなデザインに見える建物も、実は震災後の修復の際、予算がなく色を揃えられなかったので、さまざまな色のタイルを使った外観になってしまったという話もあります」そんな裏話を聞きながら理学部や医学部の校舎の間を歩きます。東大ではマンホールも見どころの一つ。『帝大』など、昔の名称が刻まれているマンホールが学内には数多く残っていて、そんなところからも東大の長い歴史を感じることができるのです。その後、キャンパスの南端に位置する前田家の屋敷と庭園であった『懐徳館』を外から見学し、東京大学の広報施設『広報センター』へ向かいます。
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今の東大事情が明かされる紙芝居。「え! 本当に?」とどよめくシーンも。この数字、どう見ますか? |
広報センターではガイドさんによる、「もし東大が100人の村だったら」という、聞き覚えのあるような題名の紙芝居が上演。これは現役東大生ガイドさんならではの出し物(?)で、「生徒の男女比」や、「サークルへの参加率」、「いつから東大を目指していたか」、「恋人は東大生がいいか」など、最新の東大事情を数字で赤裸々に説明してくれる紙芝居なのです。これにはツアー参加者も大盛り上がり。すっかり場が温まったところで、再びツアーがスタートします。
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銀杏マークのローソン。キャンパス内だけのロゴがキュート |
東大のシンボルマーク・銀杏をロゴに使った学内のコンビニ・ローソンや、ドラマ『1リットルの涙』のロケ地になった東大病院、学内唯一の桜並木(学生の本分は勉強であり、花見などをして浮かれてはいけない! という当時の総長の教えから、桜並木は一ヶ所しかないそうです)、地下にはジムやプールがある御殿下グラウンドなどを経て、いよいよ東大本郷キャンパスの目玉スポットを訪れます。