<Index>
- Virtual PCの機能
- Virtual PCをインストールする
- バーチャルマシンを作成する
- ゲストOSを選択する
- RAMの割り当てサイズを指定する
- バーチャルハードディスクを作成する
- バーチャルマシンが作成されたことを確認する
パソコンソフトの開発、バージョンアップ競争は果てしなく続いている。十数年前はベストセラーだったソフトで、現在でも引き続き使われているものはごく僅かだ。
まさに「奢れるもの久しからず」。MS-DOS時代に栄華を誇ったワープロ、表計算、データベースソフトの多くが風の前のちりの様に姿を消した。
ところで、私は基本的にソフトを捨てない(捨てられない)性格なので、書斎には昔使ったアプリのパッケージが山のように積み上げられている。
ある時、その山を眺めながら「もう1度動かしてみたい!」という衝動に駆られた。しかし、ことはそう容易ではない。
アプリをインストールする前にアプリに対応したOSをインストールしなければならない。そのOSをインストールすべきパソコンは今や手許には無い。
最新のパソコンに昔のOSをインストールできれば、さぞ快適に使えるだろうと思うが、そうはいかない。
古いOSでは、最新のパソコンのメモリやハードディスクは大きすぎて管理できない。また、古いOS用のデバイスドライバは当然ながらサポートされていないので、サウンドやプリンタなどの周辺機器が使えない。
ここまできて、2006年7月より Microsoft Virtual PC 2004 (以下Virtual
PC)が無料ダウンロードできるようになったことを思い出した。
これを使えば古いOS、たとえばWindows
98を現在のマシン(CPU=Core2Duo,メモリ=1GB)で動かせそうだ。さっそく試してみることにした。
なお、Virtual PCの動作するOS(ホストOS)は、Windows XP Professional (Tablet PCを含む) とWindows 2000
Professional SP4 の2 つなので注意してほしい。
また、2007年からWindows Vista 対応のVirtual PC 2007 の無料ダウンロードも予定されている。