韓国/韓国基本情報

韓国旅行(基本情報・日本からのアクセス)(3ページ目)

初めての韓国旅行に出かける前に、知っておくと便利な基本情報についてご案内します。日本からのアクセスや服装のアドバイス、旅で役立つ豆知識など、旅行前にチェックしたい情報をお届けします!

松田 カノン

執筆者:松田 カノン

韓国ガイド

共通語は韓国語。日本語と英語は通じる?

町にあふれるハングルの看板。実は意外と簡単に読めるようになるんですよ!
韓国の共通言語はもちろん韓国語です。そして、韓国語を表記するために、ハングルという表音文字が使われています。ハングルは科学的に作られた文字で、基礎だけなら比較的簡単に習得できます。がんばれば旅行中にだってほんの少し文字が読めるようになるほど! ソウルは観光化されているため、観光客の多い市場や繁華街には、英語表記があるだけでなく、日本語や英語ができる店員さんもたくさんいます。でも、簡単な会話を覚えておけば、レストランで注文する時だって便利ですし、市場で値切るときはもっと安くしてくれるかも! カタコトでも思い切って韓国語で話しかけることで、旅はもっと楽しくなります。

韓国では、学校や塾などで日本語を勉強する人が多いほか、お年寄りの中には、日本統治時代に強制的に日本語を使用させられた経験のある人もいます。日本語が聞き取れる人も多いということを胸に留め、相手を不快にさせるような悪口や発言は控えたいものです。また、「朝鮮」という言葉は、特定の固有名詞や特定の呼称以外ではあまり使用されません。「朝鮮人」という呼び方も非常に不快なトーンを含みます。ですから、これらの言葉は使用せず、「韓国」、「韓国人」などと表現するよう気をつけましょう。

韓国の通貨と物価

ウォンは日本国内では両替できない場合がほとんど。現地で使いきれる分だけ両替するのがポイント!
韓国の通貨はウォンです。紙幣は額の小さいものから1,000、5,000、10,000、そして2009年6月に新しく登場した50,000があります。例えば、10,000ウォンは一般的に1,000円前後でレート変動があります(為替レートは日々変わるため、例によらず大きく変動する場合もあります)。実際には同額程度でも、日本円とは違い額面の「0」が一つ多いため、日本の紙幣と同じ感覚でウォン紙幣を出すとケタ違いの支払いになってしまうので要注意です! コインは500ウォン、100ウォン、50ウォン、10ウォンがあります。500ウォンは日本の500円玉と非常によく似ていますが、やはりケタが一つ小さく50円相当なので、錯覚しないよう気をつけて。

両替は、空港よりも市内の銀行でする方がお得です。免税店などでは日本円がそのまま使えるので、為替レートをチェックし、必要な分だけ両替するのが得策です。また、 ウォンは日本国内の金融機関で日本円に代えられない場合が多いので、余ったウォンは韓国の空港で再両替を。

韓国は交通費や食堂での食費が比較的安い傾向にあります。ただ、地域や店のスタイルによって、同じ食べ物でも値段に幅があります。例えば、ソウルでは、江北エリアよりも江南エリアの方が全体的に物価が高く、個人経営のカフェなどでブランチを注文するだけで2万~3万ウォンほどする場合も。特に高級レストランなどを利用しないのであれば、下記の物価を目安の基準として参考にしてみてください。

<タクシー初乗り2,400ウォン、コーヒー3,800ウォン、ミネラルウォーター1,000ウォン、地下鉄1,100ウォン、CD1枚15,000ウォン、ハンバーガーセット4,000ウォン、キムチチゲ5,000ウォン、サムゲタン12,000ウォン>
※100円=1,309ウォン(2009年9月11日現在)

治安はいいの? 韓国旅行で気をつけたいこと

治安は良い韓国ですが、人ごみではスリなどに気をつけて!
韓国は基本的に治安は良く、観光をするのに特に危険なことはありません。ただ、不要なトラブルに巻き込まれないために、いくつか気をつけたいことがあります。まず、かばんなどを置きっぱなしにしないこと。目を離した隙に置き引きに遭わないよう、常に体から離さないようにしましょう。特に、人の多い繁華街では、スリの被害に注意です。女性の夜歩きや、深夜一人でタクシーに乗車することは避けましょう。深夜に限り、タクシーは日本ほど安全ではありません。

ショッピングに関して注意したいことは、コピー商品を購入しないことです。ソウルなら、南大門市場や東大門市場を中心に偽のブランド商品やDVDなどが売られていますが、これらは日本に持ち込んではいけない商品です。もし税関で見つかれば、没収されるだけでなく、損害賠償金を支払わねばならない場合も。注意してください!

また、韓国人による対日感情を心配する人もいるようです。日本による統治時代を経験した韓国では、日本という国に良い印象を持っていない人がいるのも事実です。しかし、だからといって、日本人観光客個人に対して、何らかの攻撃や批判をすることはありません。最低限のマナーを守って旅行をする限り、日本人だからという理由で嫌な思いをしたり、危険な目に遭うことはないので、あまり不安に思う必要はないですよ。
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