Mac OSの使い方/Mac OS 関連情報

マルチリンガルなスペルチェック

Mac OS X には標準でマルチリンガル対応のスペルチェックが搭載されています。ここでは、その簡単な使い方を紹介しましょう。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

最近、少しずつですが英語を勉強しています。まぁ、勉強しているといっても主には英語のドラマが入ったCDを通勤中に聞いている程度なんですが・・・

そんな私でも、仕事や、趣味で英文を書き写して、それを翻訳サイトで変換して、だいたいの日本語訳をつくったりすることは、少なくはありません。

そして、翻訳サイトで英文を日本語に翻訳するときに重要なことは、間違ったスペルを使ってはいけないということです。

しかし、どんなに注意深く書き写しても、タイプミスが残ってしまいます。しかも、もともと英語をよくわかっていないから、それに気づかない。

そんなときには、Mac OS X に標準で搭載されているスペルチェック機能を使うと便利です。

●スペルチェックが使えるソフトウェア
Mac OS X には標準でスペルチェック機能が搭載されていますが、その機能を利用できるアプリケーションは限られています。
スペルチェック機能は、Cocoa(ココア) アプリケーションという種類ものならば、ほとんどの入力フィールドで利用可能になっていますが、Carbon (カーボン)アプリケーションという種類のものでは利用できません。以下に、Mac OS X に標準で含まれるアプリケーションがどちらの種類なのかをまとめてみました。

【Mac OS X 10.3 に含まれるアプリケーションの種類一覧】

アプリケーション名 種類 Finder Carbon iCal Cocoa iChat Cocoa iMovie Cocoa Internet Explorer Carbon iPhoto Cocoa iTunes Carbon Mail Cocoa Safari Cocoa Sherlock Cocoa Stickies Cocoa アドレスブック Cocoa スクリプトエディタ Cocoa テキストエディット Cocoa
このように、Mac OSX ではほとんどのアプリケーションでスペルチェック機能が使えるのです。

●スペルチェックの使い方。
テキストエディットならば、編集 メニュー にある スペル というメニューの スペル を実行すれば以下のようなダイアログが開きます。
先ほど紹介した、Cocoa アプリケーションならば、ほとんどの場合同じメニューから呼び出せます。

【編集 - スペル】


【編集 - スペル - スペル... で開くパネル】

※スペル... 機能は、control + クリックから開くメニューでも呼び出せます。


この「スペル」パネルで、(次を検索)ボタンを押すと、対象のテキストから辞書に登録されていない単語を検出し、下線を表示します。この単語が間違いであれば、単語の候補から、選択して(修正)を押すことで修正できます。
ただし、必ず間違ったスペルを検出してもらえる訳ではありません。あくまで辞書に登録されていない単語を見つけると、スペルが間違っている単語として検出されるだけですので、実際には間違っていない単語である場合は、(無視)ボタンを押して、次の候補に移ることができます。
※(次を検索)ボタンを押した場合では、同じスペルミスの語句が繰り返し検出されますが、(無視)ボタンを押すと、同じ語句は次回から検出されません。

さらに、このパネルで(追加)ボタンを押すと、スペルチェック辞書に登録できます。

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます