「コスト面でも断然お得な Mac」
さて、実際に導入する上で問題となるのは、やはりコストです。“Mac は高い”と昔からよくいわれますが、今でも本当にそうなのでしょうか? Mac と比較して本体価格が安い、多くのWindows パソコンは、実用に堪えうるソフトウェアがバンドルされていません。そのため、パソコンの購入コストとは別に、“ソフトウェアの追加購入コスト”が必要になります。
対して、Mac には非常にクオリティの高いソフトウェアがたくさんバンドルされているため、追加コストが発生しないのです。以下に、eMac / iBook / iMac にバンドルされているソフトウェアの一部を見てみると・・
InternetExplorer
iDVD(*2)(詳細 )
*2: iDVDでDVDを作成するには対応したDVDドライブが必要です
*3: PDF作成機能は、Mac のシステムで動く印刷可能なすべてのアプリケーションで利用できます。
・・というぐあいに、ほぼすべてのパソコンの作業を、高度に楽しく実現するソフトウェアがいっぱいバンドルされています。
以上をふまえてトータルコストをグラフで比較すればその差は一目瞭然です。Mac の製品ラインアップのうち最も低価格の製品は 「eMac」ですが、標準価格で94,800円で、これに追加して メモリを256MB、ハードディスクを80GBにすれば、105,700円(※3)になります。今回は、これに加えて、Appleのプレゼンテーションソフトウェア 「Keynote 」を追加した状態で、他の 低価格 Windows パソコンと比較してみましょう。以下のようなグラフになります。
(※3:2004年3月17日現在 Apple Store 価格)
【コスト比較表】
※eMac 以外の価格は 2004年3月17日 Amazon 調べです。
:詳細はグラフ画像を拡大してください。
eMac
FMV-
C601
QuietWave
AZ2000
PG2250C
VALUE
STAR
G タイプL
本体価格
105700
96800
33390
59800
77800
モニタ
0
0
15079
15079
15079
OS
0
0
18110
0
0
ソフトウェア一般
0
28900
28900
28900
28900
プレゼンテー
ションソフト
12800
0
0
0
0
プログラミング
ツール
0
23218
23218
23218
23218
合計
118500
148918
118697
126997
144997
【コスト比較グラフ】
→ 画像クリックで拡大
・・・上記グラフ・表では、Windows パソコンへ追加するソフトに、 23,218円もする開発ツールや28,900円のオフィス統合ソフトを選んでいるのですが、これは、あくまで「Mac にバンドルされているソフトウェア と Xcode の同等レベルのことが最低限できる」という観点で選びました。多少不公平に見えますが、多くの Mac 用ソフトは AppleScript に対応 しているため、Windows パソコン 側も最低限 マクロ に対応しているソフトでなければ不公平・・・と思ったのです。
あとは、Mac の バンドルソフトだけではプレゼンテーションの機能が弱いので、Keynote を追加していますし、先に述べたように、eMac にはメモリとハードディスクを追加しています。
それとWindows パソコンに追加しているソフトウェアはアカデミック版ですが、eMac は一般価格です。まぁ、差し引いて考えれば、近いレベルになっているということでお許しください。
※ちなみに、Apple Store の学生、教職員向け特別価格ならば、上記 eMac の合計は111,045円になります。
これまでのことから、Mac はバンドルソフトや、システムに含まれるいろんな機能が充実しているため、製品としての全体の価値からみれば、安いWindows パソコンと比較しても、お買い得であることがわかります。
あきらかにMacは“安い”のです。