「Mac なら・・」
先ほど挙げた問題点は、Mac ならどうなるのでしょうか?
・・・最初に紹介したいのが、Mac の検索機能についてです。Mac のヘルプはなんと自然文検索に対応(※2)しており、自然文で目的の機能を見つけ出してくれます。
しかも、ヘルプの検索範囲を、すべてのアプリケーションのヘルプ に広げることもできるので、「ポスターが作りたい」なんて検索すれば、その機能を実現するソフトウェアが見つかるのです。これは、生徒たちがパソコンについて疑問に思ったことなどをその場で解決するための大きな手段となります。
※2:文章を形態素で解析して同じ意味の文章を探し出す技術、Mac のシステムには、ファイル内容検索でもこの技術が組み込まれています。
→プリンタドライバのヘルプに関連記述があることがわかりました!
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そして、2つめの“ウイルスの心配がほとんどない”ですが、これはあくまで Windows 環境ほど頻繁にはウイルスは発生しない というだけで、全く心配がないわけではありません。
(・・とはいうものの、ここ数年 Mac へ感染するウイルスを聞いたことはありませんが・・)
Mac で注意しなければいけないのは、主に「不正なファイルをダウンロードしてインストールしないこと」です。基本的には、.exe ファイルも .vba ファイルも動きませんし、Mac 上ではファイル解凍手順なしでファイルを実行することはできないので、よほど変なサイトからソフトウェアをダウンロードしてこない限り安心だとは思います。
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【Mac で禁止しなくてもよい操作】
●ショートカット(Mac ではエイリアスという)の元データを移動したり、名前を変更してもかまわない
●アプリケーションの名前を変更したり、インストールした場所から移動しても構わない
※Mac OS X の場合、一部のユーティリティが制限されます。
●CD-ROMなどはアクセス中に取り出すことはできないので、あえて禁止しなくてもよい
etc...
生徒全体のスキルが上がれば授業時間が有効に使えて、生産性も上がるのです。