プロジェクトの設定を行う
実際に実行をする前に、作成したプロジェクトの設定をしておきましょう。<プロジェクト><プロパティー>メニューを選び、プロジェクトのプロパティーウインドウを呼び出します。そして、左側の項目一覧から「Google」項目内にある「App Engine」を選んでください。
プロジェクトの設定では、Use Google Web ToolkitをOFFに、Use Google App EngineをONにする。 |
ここで、App Engineの設定を行います。ここでは、使用するApp EngineのSDKを設定する項目などが用意されています。その下に「デプロイメント」の項目があるはずです。ここに、プロジェクトを公開するアプリケーション名とバージョン番号を設定します。
先に、GoogleのGAEサイトに登録して、アプリケーションを作成したのを思い出してください。GAEの開発では、作成するプロジェクトごとに、この「GAEサイトに用意したアプリケーション名」を設定します。これにより、デプロイ時にプロジェクトのプログラムを指定のアプリケーション用の場所にアップロードし、公開するようになっているのです。
プロジェクトの実行
作成したプロジェクトは、<実行><実行><Webアプリケーション>メニューを選んで実行できます。あるいは、ツールバーにある「実行」のアイコンから、同様のものを選んでも可能です。
<実行>メニューから<Webアプリケーション>を選ぶ。 |
実行すると、GAEに内蔵されているWebサーバー(Jetty)が起動し、これによりプロジェクトのWebアプリケーションが実行されます。http://localhost:8080/にアクセスしてみましょう。作成したアプリケーションが表示されます。
実行されたWebアプリケーション。 |
デフォルトで作成されるのは、非常にシンプルなWebページです。これをベースに、GAEのアプリケーションを作りこんでいくわけです。
アプリケーションのデプロイは?
作成したプロジェクトを、実際にGAEのサイトにデプロイするには、ツールバーにある「Deploy App Engine Projectのアイコンをクリックして行います。クリックすると、配置のためのダイアログが現れるので、ここでプロジェクト、GAEサイトのアカウントとして登録してあるGmailのメールアドレスとパスワードをそれぞれ入力し、配置します。これで、プロジェクトをビルドし、プロジェクトに指定されているアプリケーションにデプロイを行います。
プロジェクト名、メールアドレス、パスワードを入力する。 |
GAEのサイトにいき、「My Applicattions」ページ(http://appengine.google.com/)で確認をしてみると、アップロードしたアプリケーション名のCurrent Version)に、プロジェクトで指定したバージョン番号が表示されているはずです。このバージョン番号をクリックすると、アプリケーションのサイトにジャンプします。
バージョン番号をクリックするとサイトに移動する。 |
アプリケーションの公開先は、「http://アプリケーション.appspot.com/」というアドレスになります。実際にそれぞれで、アプリケーションが公開され正しく動作するかかくにんをしてみましょう。