ポップアップメニューと一覧リスト
HTMLの<select>タグは、1つのタグで一覧リストやポップアップメニューを作成することができます。これらのGUIを作成するためのコンポーネントも、JSFには用意されています。ただし、1つではなく複数のものが。JSFでは、それぞれの表示のスタイルごとに異なるコンポーネントが用意されているのです。
・ポップアップメニューの表示
タグ: <h:selectOneMenu>
クラス: HtmlSelectOneMenu
ポップアップメニューの表示を行うためのものです。マウスでクリックすると項目が現れ、そこから項目を選びます。
・1項目選択のリスト
タグ: <h:selectOneListbox>
クラス: HtmlSelectOneListbox
1つの項目だけが選択できる一覧リストを表示します。リストに表示される項目数は、size属性で指定できます。
・複数項目選択のリスト
タグ: <h:selectManyListbox>
クラス: HtmlSelectManyListbox
複数の項目を選択できる一覧リストを表示します。やはりsizeで表示される項目数を設定できます。
では、これらもサンプルをあげておきましょう。ここでは、ポップアップメニューと単一項目のみ選択できる一覧リストを表示させてみます。
<h:form>
<h:selectOneListbox id="select1" value="A">
<f:selectItem itemLabel="Windows" itemValue="A" />
<f:selectItem itemLabel="Linux" itemValue="B" />
<f:selectItem itemLabel="Mac OS X" itemValue="C" />
</h:selectOneListbox>
<br /><br />
<h:selectOneMenu id="select2" value="A">
<f:selectItem itemLabel="Windows" itemValue="A" />
<f:selectItem itemLabel="Linux" itemValue="B" />
<f:selectItem itemLabel="Mac OS X" itemValue="C" />
</h:selectOneMenu>
</h:form>
ポップアップメニューと一覧リストのサンプル。 |
見ればわかるように、メニューやリストに表示する項目は、ラジオボタンと同様、<f:selectItem>タグを使って記述します。